当時としては斬新で新鮮な、異星人やSF色が強い作品
■監督本多四郎(本編)円谷英二(特撮)
■主演
宝田晃 ニック・アダムス
■DVD販売元
東宝
1965年に公開された、日本とアメリカの合作映画「怪獣大戦争」。
東宝のゴジラシリーズの第六作目です。
■あらすじ
新衛星Xの調査に向かった、地球連合宇宙局の富士とグレン。
そこで、高度な文明を持っていながら、キングギドラのために地下生活をしているX星人と出会う。
彼らはガンの特効薬を持っていて、それ渡す代わりに地球にいるゴジラとラドンを貸してくれという相談を持ちかけてくる。
日本に戻った富士とグレンはそのX星人の要求を発表、国民は大喜びするが……
■おすすめの理由
ゴジラシリーズは大好きなので、全部観ているのですが、これは娯楽映画が最盛期と言われていた時代に作られたからなのか、ストーリーも展開もわかりやすくて面白いです。
今でこそ、異星人やUFOを描く映画はたくさんあり、CGも駆使しているので、特別な驚きはなくなってしまいましたが、この時代にX星人の登場は新鮮だったと思います。
実は地球制覇をもくろんでいるX星人と、簡単に騙されてしまう地球人。
X星にゴジラとラドンを連れ去ったあと、誘導電波で操り、地球を攻撃するようになるあたりは、汚いぞ! X星人という感じ。
このストーリーは、怪獣そのものの話というよりは、SF味のほうがかなり強いので、当時にしたら斬新な展開だったのではないでしょうか。
ゴジラ映画独特の映画音楽は、これから怪獣の激闘が始めるぞ!というワクワク感を上手に盛り上げてくれると思います。
この映画で「ゴジラのシェ~」が当時子供達の間で大流行したというエピソードもあるんです。