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世紀の大事業をテーマにした映画!「黒部の太陽」

60年代を代表する映画俳優、三船敏郎と石原裕次郎の二大共演プロジェクトで、世紀の大事業黒部ダムの建設をテーマにした、史実にもとづいた映画です。水に恵まれた国であるという認識はまちがいであり、困らないような環境を作るために先祖はどれだけ苦労したのだろう、そんなことを考えさせてくれます。この映画は建設に携わった人々の誇りに満ちています。感動のラストは必見です。

投稿記事

恵まれている環境を作った先祖たちの苦悩を描いた作品

■監督
熊井 啓
■主演
三船敏郎・石原裕次郎 
■DVD発売元
ポニーキャニオン 

世紀の大事業黒部ダムの建設をテーマにした映画。
不可能ともいわれた関西電力の壮大なダム事業。
家族を顧みずダム建設に没頭する父に反抗し、家を出る主人公。
設計技師となって現場に戻ると、父は体を悪くしていた。
そんな父のあとを図らずも受け継ぐこととなり、現場監督(三船敏郎)と無謀にも思えるダム建設に立ち向かう。


60年代を代表する映画俳優、三船敏郎と石原裕次郎の二大共演プロジェクトです。
「この映画は敗戦の焼けあとから国土を復興し文明を気づいてゆく日本人たちの勇気の記録
である」、と冒頭に表示されるとおり、史実にもとづいた映画です。

いま、日本人が忘れがち、あるいは「捉え間違い」的な「愛国心」を呼び覚ましてくれる、そんな一本ではないでしょうか。
水に恵まれた国であるという認識はまちがいであり、困らないような環境を作るためにわたしたちの先祖はどれだけ苦労したのだろう。
そんなことも考えさせてくれました。

なぜ今この映画か。
先祖のことを語れる、自分の国の歴史を語れる、他国に負けない先祖がいたということを胸をはって語ることができる。
それは国際社会化が進む今、もっとも必要なことではないでしょうか。

この映画に記録されている先祖の努力をみて、すばらしい国に生まれた、恵まれたと胸をはってほしい。
たとえ、従事せざるをえなかった人々がいようと、その人たちの努力は薄れないし、むしろたたえられるべきです。

オープニングが壮大であるがけっして悲しくはないことが物語るように、この映画は建設に携わった人々の誇りに満ちています。
感動のラストは必見。


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