最後の最後まで展開の面白さにはまる、超大作の娯楽映画
■監督坪島孝
■主演
クレージーキャッツ
■DVD販売元
東宝
東宝創立35周年記念作品の1作品目として、製作され1967年に公開されたクレージーキャッツ主演の映画「クレージー黄金作戦」。
日本映画市場初のアメリカ本土ロケが話題になった超大作で、この年の配給収入3位になりました。
■おすすめの理由
日本で初のアメリカロケ、しかもラスベガスのメインストリートを封鎖して行ったダンスシーン、ワイキキビーチでの植木等と加山雄三の競演シーンなど、見所がたくさん!
もちろん、ストーリーも面白かったです。
物語は……
坊主のくせにギャンブル好きで借金を抱え、返済のために商事会社でただ働きをしている心乱(植木等)。
だけどなぜか夢のラスベガスに行くことになり、飛行機の中で代議士の板垣(ハナ肇)、米国人の遺産を受け取るために渡米する梨本(谷啓)と出会う……
この三人が揃うと、いつもろくでもない事件に巻き込まれるのはお約束!
三人がのんきにハワイで遊んでロスに帰ってきた際、日本ではそれぞれが訴えられていたり、捜索願を出されていることがわかります。
帰ろうにも旅費もなく、しかたないのでラスベガスで心乱のギャンブルの腕に期待し、一世一代の大ばくち。
なんで、そこで博打を始める!という感じなのですが、そこがやはりクレージー映画の面白さ。
最後の最後まで展開の面白さにはまって観続けることができます。
しかし、ラスベガスでのダンスシーンは、この時代ということを考えると、本当にすごい!
超大作の娯楽映画だと思います。