一目ぼれした社長はアンナの存在に気付くことはできるのか?
■作品名アンナ
■監督
ピエール・コラルニック
■主演
アンナ・カリーナ
■おすすめの理由
1960年代、フランス映画のヌーヴェルヴァーグ時代のミューズといえば、アンナ・カリーナ。
彼女が主役を演じたその名も『アンナ』というミュージカルがおすすめです。
フランス国営放送初のカラー番組として製作されたテレビ映画なのだそうです。
日本で初公開されたのは1998年。映画館に見に行って、一度で夢中になったのを覚えています。
ストーリーは、パリにやってきたアンナ(アンナ・カリーナ)に一目ぼれした広告代理店の社長セルジュ(ジャン=クロード・ブリアリ)。彼女が自分の会社で働く女の子だとは思わずにその一目ぼれした女性を探すため奔走します。そんなセルジュを心配して叔母さんはほかの魅力的な女性を引き合わせるが、彼は目もくれず。セルジュはアンナの存在に気付くことはできるのか?といった内容です。
ストーリーも面白いのですが、見どころはアンナのキュートなファッション。
丸メガネにカラフルでポップな衣装。1960年代でこのセンスというのがさすがフランスと思わせます。
そしてミュージカル映画に欠かせない音楽はセルジュ・ゲンズブールが作詞・作曲を手掛けています。ゲンズブールならではのロック色の強い楽曲の数々は素晴らしいの一言。アンナが海岸で歌う「太陽の真下で」や、可憐なマリアンヌ・フェイスフルが透き通るような声で歌う「hier ou demain」(サントラ未収録)など名曲ぞろいです。
サントラのCDを買って何度も聞き込みました。
私はVHSを持っているのですが、現在はCDやブルーレイが発売されていないのが残念です。発売されるとうれしいです。