誰もが夢見るタイムスリップをテーマとした作品
『タイムマシン80万年後の世界へ』
■監督ジョージ・パル
■主演
ロッド・テイラー
■DVD発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
■おすすめの理由
舞台は1900年という時代から始まり、1966年にタイムスリップをするという発想が引きつけられるSF映画です。数々の古典SF映画を作りあげてきた監督が作り出した映画で、低速度撮影を駆使して作りあげている部分も見ものです。
誰もが夢見るタイムスリップをテーマとしており、未来へ辿りついてしまった人のパニックと驚く姿も見ものです。それも、ひょんな事から一気に80万年後へとタイムスリップする部分も奇想天外でおかしく、その未来での身に迫りくる恐怖が面白い部分です。
モーロックという生き物の姿がとても恐ろしく、無表情で残酷なだけに恐怖が体を包みます。
1900年当時の街の風景をよく再現していたり、人々がどれだけ未来へと興味を抱いて夢みていたかも分かる映画です。
まるでCGのような早い映像も素晴らしく、人間の持っている理想を現実にしてしまう主人公の行動も面白い映画です。やっぱり人生は、タイムスリップなどをして先に一気に進む事は駄目で、今与えられた時間をちゃんと生きなければならないなと思う映画です。
全体的に美しい作りの映画でもあり、気品が高い映画だなと感じます。
人々の会話も楽しみたい部分です。