ヒッチコック監督のパニック映画の先駆け 『鳥』
■監督アルフレッド・ヒッチコック
■主演
ティッピ・ヘドレン
ロッド・テイラー
ジェシカ・タンディ
■DVD/Blu-ray発売元
ジェネオン・ユニバーサル
■おすすめの理由
サスペンスとホラーが混じった映画だと思います。
パニック映画のジャンルの先駆けとも言われている作品でもあります。
この映画を子供時代にTVで観て、しばらくの間鳥恐怖症になりました。
道端、その辺の鳥が気がついたら自分の周りに集まってきて数が増えているのでは?!などと怯えたものです。
原因もわからず、理由もなく集まって凶暴に人間を襲ってくる鳥たち。
このどうして鳥たちがそうなっていったのかというのがわからないから尚更怖さがあると思います。
理由原因がないという不気味な不安な気持ちなので、かえって映画を見たあとでも、こんなことがあり得るのかも……などと被害妄想になりやすいために怖いのかと。
鳥が屋根まで突き破って襲ってきたり、普段は可愛いと思われている小鳥が襲ってきたり、ジャングルジムで主役のメラニーがいるところに一羽、二羽……どんどん静かに増えているのに気づかないところが観ていてぞっとしてしまいます。
また特徴として映画の中で音楽が使用されていないので、特に鳥の鳴き声や羽の音などがリアルでとても恐ろしく感じるところにヒッチコックのうまさがあるなと思います。