あなたの性格が「ジャイアン」ならば、「単勝」を買いましょう
「恋愛の駆け引きなんてめんどくさい」、「FacebookやLINEなんてよく分からない。コミュニケーションは電話だ、電話」、「カラオケは音程なんて気にせず大声で歌いたい」。そんな、直球勝負な性格の持ち主、まさしく「ジャイアン」的な人にオススメなのが「単勝」。1着になる馬を当てる馬券です。単勝の魅力はとにかくシンプルということ。その分、オッズ(的中時の倍率)は10倍以下がほとんどですが、細かくいろいろ考えるより、全力で1頭を応援したい人にはピッタリです。
※もちろん、1レースで複数頭の単勝を買っても構いません。
対して、「恋愛の駆け引きにも多少は対応できる」、「FacebookやLINEは、みんながやっているので一応登録している」、「カラオケは、消費カロリーにも配慮したい」という、柔軟性があって手堅い人、強引に言えば「スネ夫」的な性格の持ち主は、単勝ではなく「複勝」を買ってみてください。これは、選んだ馬が3着までに入れば的中の馬券です。
複勝は、8種類の中で当てるのが一番簡単な馬券。その分、オッズは単勝よりさらに低く、たとえば1番人気の馬の複勝を買うと、「当たったのに1.1倍だった……」ということも多々あります。しかし、初めての馬券ではまず「当てる」ことが重要ですから、最初は手堅く複勝で楽しんでみるのも一つの手でしょう。
単勝・複勝で買う馬を選ぶ際も、キャラクターに着目する
では、単勝・複勝でどんな馬を狙えばいいのでしょうか? ここで重要になるのが、先ほどの「ジャイアン」と「スネ夫」です。競走馬の中には、気分よく走ったときや条件がピッタリのときは誰にも負けない力を発揮するのに、ちょっとでも気を損ねると途端にやる気をなくす、なんていう馬がいます。これぞまさに「ジャイアン」タイプ。
スタートから先頭を走る「逃げ」脚質の馬にはこの性格が多いですね。気分よく自分のペースで先頭を走れると全力を出すのに、少しでも他の馬に前を行かれるとへそを曲げる。そういう馬は勝つ時と負ける時の差が極端なので、あまり人気にはなりません。逆に言えば、前走で大敗していても、単勝で狙う価値があるのです。
一方で、どんな相手でもどんなレースの流れでも、うまく対応する馬がいます。つまりは、「スネ夫」的サラブレッド。こういう馬は、1着になれない(リーダーになれない)こともありますが、常に上位に顔を出す(リーダーの隣にいる)ので、複勝で狙いやすいのです。
「ジャイアン」、「スネ夫」と来たら、次は「出来杉くん」タイプの人にオススメの馬券を考えてみたいところ。緻密な計算が得意な人、いかにも馬券上手そうな人はどんな買い方が良いのでしょうか? 次ページで説明します。