外資で働く・転職する/外資で働く・転職する関連情報

35歳以降の外資転職で注意するべきこと(2ページ目)

「初めての外資転職は35歳までにすること」、これはよく聞くアドバイスですが、その理由は何でしょうか。外資で働く人の多くは、35歳までにマネジメントを経験し、そこからの10年がマネジメントとしての実績を積む時期になります。よって、外資の企業カルチャーを理解し、会社に貢献するための準備を積むのは、多くの人がマネジメントのキャリアに踏み出す35歳までの間に済ませておくことがおススメです。

小松 俊明

執筆者:小松 俊明

転職のノウハウ・外資転職ガイド


35歳以降はすべて短期勝負

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外資は契約社会、短期決戦!

最後に、35歳以降に外資に転職した人が、その後も順調にキャリアアップしていくときに大切な感覚についてお話しします。それは、一年一年がまさに短期勝負であるということです。つまり、外資で働くと腹を決めた以上、35歳以降はある意味実践の連続であり、悠長に何かを学んでいる余裕はないということです。

欧米社会が契約社会であるように、外資の世界も契約社会です。正社員として会社で働いていたとしても、パフォーマンスが期待通りでなければ(能力や努力面の評価だけでなく、結果が伴わないことも含む)、その職を追われかねません。すぐにクビにはならなかったとしても、一度低い評価をされてしまった場合、外資の場合、その会社の中で再挑戦するチャンスが巡ってこないことがあります。

そうした事情もあって、外資は転職社会であるわけですが、仮に転職することになったとしても、自分が得た人脈やノウハウ、スキルに関してはポータブル(持ち運びができる)でなければなりません。そうしないと、次の会社で活躍する席を見つけることが困難になってしまうからです。

以上のように、35歳を過ぎてから外資で働く人は、それ以前に外資で働き始めた人以上に、しっかりと覚悟を決めて、短期勝負に勝ち続ける努力と労力を惜しまないことが大切です。外資の場合、そうして人並み以上に自分が頑張った成果として、早い出世と高い報酬が用意されますのでやりがいがあります。多くの方が、外資キャリアに挑戦することを期待したいと思います。

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