「企業は人なり」
「企業は人なり」は、パナソニック創業者の松下幸之助氏の言葉です。会社は「ヒト」がすべて、つまり「いいも悪いもヒト次第」なのです。裏返せば企業にとって「誰を採用するか」は、何よりも大事な課題です。場合によっては、「ヒトほど高い買い物はない」とも言えます。人といっても幅広いですが、人の「何」だというのでしょうか?やる気(Will)とスキル(Skill)
「やる気(Will)」と「スキル(Skill)」の2軸で、「人材のポートフォリオ」つまり「人の分類」をするためのフレームワークです。それぞれの象限に人材マッピングすると、それぞれに対しての会社としての「扱い方」が見えてきます。
このマトリクスで重要なのは、「成長させるべきは心(Will)で、技(Skill)より優先する」ということです。「会社は人なり」と先ほど言いましたが、1段掘り下げると「会社は人の心なり」なのです。
それでは、会社は人を選ぶ際に、何を注意したらよいのでしょうか?
その人に休日に会う気になるか
経営理念、社会に対して何を届けたいかのありたい姿、会社が目指す方向において、何かしら価値観が一致する人を「仲間として選ぶ」ことが重要です。ある意味で、経営者から見て「合うひと」。この感覚を一言で表現すると……、『休日に自宅に呼んでも良い(と思える)人』。
どんなに天才的な頭脳の持ち主でも、単純に週末に話をしたくない人は採用するべきではないのです。会社が「タバコOK」な場合でも、「仕事さえできればそれでよい」というような言い方をされたりすると、「仲間を採用する姿勢」と考えた場合に、ちょっと寂しくないですか?