売上3倍成長でようやく黒字化
年間数億ドルを超える多額の研究開発費のかかるバイオ医薬企業、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)は、長年赤字が続いてきました。しかし、ひとつの大型薬が世に出ると、一気に売上高3倍増となり黒字化しました。もともと粗利益率は90%ほどもあり、いつ研究開発費用を回収できるかがポイントでした。ただ有望なバイオ医薬企業に資金提供する投資家は多く、同社は毎年のように株式を発行し、研究に注げる資金は潤沢でした。四半期ごとの業績を見ると以下のようになります。
2012年第1~第4四半期までの売上成長率は順に+106.6 %、182.3%、+315.9 %、+237.1 %増と三桁成長連発でした。 1株利益のほうはそれぞれ前年の赤字から黒字化しました。2013年1-3月期の決算はまもなく発表される予定ですが、現在のところ売上高は前年同期比+83.0%、 1株利益は+763.6 %増がアナリスト平均予想となっています。
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