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親子で気軽に食育体験! ママKidsネットワーク(2ページ目)

ママであり、様々な食のエキスパートであるメンバーたちが運営する団体「ママKidsネットワーク」では、料理教室や食育講座、食農ツアーなど親子向けの多彩なイベントを開催中。イベントは基本的に1回完結で、子どもの年齢制限もナシ。気軽に参加してみては?

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

取材レポート/乳搾り編

ママKidsネットワーク

牛さんにエサやり。最初はおそるおそるだった子どもたちもすぐに夢中に!

乳搾り

真剣な様子で乳搾りを習う子どもたち

実際のイベントの雰囲気を知りたいと思い、先日、山梨県でおこなわれた食農イベントを取材してきました。この日は八ヶ岳山麓・清里にある宿泊施設「清泉寮」に、5組12名の親子が集合。子どもたちの年齢は、3歳~小学校6年生までと幅広く、元気な声が響きます。

まずは、牛の乳搾りにトライ! 最初のうちは、牛におそるおそる近づいていた子どもたちもすぐに慣れ、エサを何度もあげてみたり、乳搾りに熱中したり、おそるおそる体に触ってみたり……。反応は子どもによってそれぞれですが、みんな好奇心たっぷりな様子です。

乳搾りのあとは牛舎や催乳部屋を見せてくれました。一通りの説明が終わり、案内してくれたお兄さんが、「何か質問ある人~?」と聞くやいなや、子どもたちから矢継ぎ早に質問が寄せられます。「牛は何時に寝るんですか?」「一日どれくらいウンチをするんですか?」「牛の耳についている番号はなんですか?」……などなど。

どんな質問にたいしても、「牛は1日3時間しか寝ない」「1日に30kgもウンチをする」など、サラリと教えてくれるお兄さん。大人が聞いても「へ~」と思うことばかりで、参加したママたちも興味深げに耳を傾けていました。

 

取材レポート/バター作り編

酪農体験

できあがったバターを協力しながら、慎重に取り出しているところ

バター作り

15~20分くらい振ったらバターが出来てきた

ひとしきり牛と触れ合ったあとは、いよいよバター作りに挑戦です。実はバター作りのレシピはシンプル。牛乳を密閉容器に入れて振れば、自然に脂肪分が固まってバターが出来上がります。ただ、振りすぎると溶けてしまうので、出来上がりを見極めが難しいところ。また、どんな牛乳でも振ればバターが出来るわけではなく、成分無調整など一定の条件を満たした牛乳のみ。そんな話も実際に作りながら聞いていると、ストンと腑に落ちます。

作ったバターはクラッカーにのせてその場で試食。出来立てバターの柔らかさや滑らかな風味は格別です。当然、子どもたちもペロリ。「もっと食べたい!」とあまりにいうので、お兄さんやママが困っていたほど。

あっというまに2時間のイベントが終わりました。子どもたちにとっては遊び感覚でも、自然たっぷりの環境は、この上ない贅沢な学びの場。全体を通して、大きな子が小さな子の面倒をみたり、小さな子が大きな子たちのやることを一生懸命真似しようとしたり、異年齢同士の交流が楽しそうだったのも印象的。地域のつながりなども薄れがちな昨今、これほど幅広い年齢の子どもたちが一緒に集まる機会も減っています。そういう意味でも貴重な体験といえるでしょう。

 

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