株投資を始めるために必要な金額はどれくらい?
株式投資の基本、株価と売買単位とは?
そもそも「株価」とは、株式の値段のことをいいます。銘柄によって、株価はさまざまです。安いものは数円から、高いものでは数百万円の株式まであります。株式を取引所で売買するには、銘柄によって「売買単位」が決まっています。主な単位は1株、10株、100株、1000株です。右上の表は、売買単位ごとの銘柄数を記したものです。
このように、売買単位や株価がバラバラだと注文時に間違いやすいので、全国証券取引所では売買単位を100株に統一することを最終的な目標としつつ、当面は「売買単位の100株と1000株に2種類の集約化」を図る予定です。だから、売買単位1株の銘柄については、株式を100分割し、売買単位を100株とする動きとなっています。
10万円以下で投資できる株式は意外とある!
ある株式に投資するために必要な金額は、株価×売買単位で算出します。右の表では、投資金額ごとに買える銘柄数を示しています。この銘柄数には、個別銘柄のほかに上場投信(ETF)、不動産投信(REIT)なども含まれています。5万円あれば、全上場銘柄のうち16.9%の銘柄に投資可能というわけです。意外に安い金額でも株式投資が始められることがわかりますね。
それでは、皆さんが知っているような大企業の場合は、どれくらい資金を用意すれば投資できるのでしょうか?株式会社の大きさは、「株価×発行済株式数」で計算される「時価総額」で測ることができます。
以下は、時価総額TOP20の投資金額の表です。やはり、金額の張る銘柄が多く、10万円以下で投資可能なのは、赤字で示した3銘柄のみです。
次の表が、10万円以下で投資可能な銘柄の時価総額TOP20です。けっこう、有名な企業が入っています。
株式投資って、大金が必要で敷居が高いと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、約3分の1の銘柄は、10万円以下で投資可能です(注:売買時に別途手数料が必要。また、売却益に対して税金がかかります)。
是非、このオールアバウトのさまざまな株式関係の記事を参考にして、株式投資を始めてください!
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*2013年5月22日時点の株価データで作成
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