赤ちゃんのモグモグを大切に
いつまでもつぶした離乳食になっていませんか?
しっかり噛むことの意義
しっかり噛むことで食べ物を細かくくだけることに加えて、噛むことで唾液が(よだれが刺激されて)分泌されるので、消化・吸収をよくします。各種栄養が無駄なく吸収できるということはとても大きな利点です。噛みやすい食事を
「赤ちゃんに固いものをあげたら噛む力がつく」と勘違いしていませんか? 赤ちゃんの成長にもよりますが、するめなど固いものをただ舐めているだけというのでは、噛む力がつくとはいえません。反対に小さく切ってばかりでも、もちろん噛む力を育てることはできません。少しやわらかい食材に、多少硬めの食材をまぜてみるといいでしょう。たとえば、お好み焼の中に、少し硬いにんじんやひき肉をいれてみたり、豆腐とひじきをまぜて片栗粉で固めて焼いてみたりすることが一番の近道です。食べられる食材のバリエーションが増え、噛む力をはぐくみ、栄養も摂取できます。
葉物や肉は固いので、「うちの子は嫌いなんだ」と思われがちですが、好き嫌いではなく、噛めない可能性もあります。そんな時は、しっかり噛めるように軟らかい食材と組み合わせるということを忘れずに、お好み焼や卵焼き、蒸しパンなどに混ぜ込んだり、小麦粉や片栗粉を使って軟らかく固めてみてくださいね。噛む力が付いた頃には、すっかりその味も覚え、葉物やお肉も食べられるようになっているかもしれません。
噛みやすい食事を作ってあげるように心がけていれば、噛める子どもになるはずです。試してみてください。そして時折でいいので「噛んでいるかな?」とチェックしてあげてくださいね。