iTunesの使い方/ひとつ上の使い方

表示形式を見直してみよう

iTunesの表示形式には主に「曲」「アルバム」「アーティスト」の3種類があります。それぞれにメリットや使い道が異なるので、今回はそれらの違いについて考えてみます。

島田 祥輔

執筆者:島田 祥輔

インターネットサービスガイド

iTunesも見た目が大事

iTunesの表示形式にはいくつかあり、それぞれにメリットがあります。しかし実際には、1つの表示形式だけ使っていて、他の表示形式を試していない方もいると思います。そこで今回は、実用的な表示形式である「曲」「アルバム」「アーティスト」の3種類を改めて見直して、それぞれの使い道を考えてみます。


曲

曲の表示形式。すべてのアルバム・アーティストの曲が表示されます

「曲」では、iTunes内の曲を全て表示します。5月に公開された最新のバージョン11.0.3では、アートワークも表示できるようになり、視認性も優れたものになりました(最新のバージョンへのアップデート方法はこちらの記事を参照ください)。

「曲」の特徴は、表示対象がiTunes内の全曲という点です。1曲単位でダウンロード購入していることが多い場合、アルバムごとに聴いてもすぐに終わってしまいますが、曲表示で再生すれば別のアーティストやアルバムの曲が再生されるようになり、途切れることがなくなります。そう考えると、全曲を対象にしたシャッフル再生をするときに便利といえそうです。


アルバム

アルバム

アルバムの表示形式。アルバムごとに分類されて表示されます

「アルバム」では、実際のCDケースのようにアルバムごとに表示されます。アルバムの画像をクリックすると、そのアルバムの収録曲が表示されます。自分がどんなアルバムを持っているか、ざっと見渡すことができます。聴きたい曲を特に決めていないときに、雰囲気で曲を探すときに役立ちそうです。

なお、楽曲リストの背景色とテキストのカラーは、アートワークで使われている色を検出して自動的に決まります。ガイドがいろいろ試したところ、どうやらアートワークの左上端の色が背景色となり、背景色以外で使用面積の多い色がテキストのカラーになるようです。上の画像なら、アートワーク左上の黒が背景色となり、中央付近の薄いピンクが曲名のテキストカラーに、中央下の緑がトラックナンバー・時間のテキストカラーになっています。

この自動配色が好みでなかったら、[一般環境設定]の[開いているアルバムやムービーなどにカスタムカラーを使用]のチェックを外します。
環境設定

ウィンドウ左上のアイコンから[設定]をクリックして[一般環境設定]を表示できるので、[開いているアルバムやムービーなどにカスタムカラーを使用]のチェックを外します



アーティスト

アーティスト

アーティストの表示形式。左にアーティストが、右にアルバムが表示されます

「アーティスト」では、まず左欄でアーティストごとに分類され、右欄でアルバムごとに分類されて表示されます。アーティストを選択して、そのアーティストの曲を探す、という流れになります。そのため、聴きたいアーティストやアルバムが決まっているときに探しやすい表示形式といえます。ガイドが一番よく使っている表示形式も、この「アーティスト」です。


雰囲気によって変えてみよう

表示形式はすぐに切り替えることができるため「これだ!」と決めつけるよりは、雰囲気や場合によって使い分けるというのも1つの手です。普段は「アーティスト」にしておき、たまには違った曲も聴きたいときに「アルバム」にして曲を探すという使い方もあります。また、ホームパーティーなどでいろいろな曲をランダムに流したいときは「曲」にすると、同じアーティストやアルバムがリピートせずに済みます。いろいろ試してみて、時と場合に応じた表示形式を見つけてみましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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