あえて、消費者金融の活用を考えるならココがポイント

先ほど整理したように、除外すべき要件は
  • 毎月の生活費の不足のために使う
  • 大型出費のためのお金がないから使う
というような「不足を穴埋め」というパターンになります。

また、これらのパターンのよくないところは「返済を長期にしてしまい、利息がどんどんかさむ」というところです。そうなると、「不足はないけれど使う」「短期で使う」しか利用の余地はありません。あえて、消費者金融の活用を考えるとしたら、「株式や投資信託、個人向け国債等をもっていてお金はあるけど解約するには時間もかかる。だから短期で(ここでいう短期は数日程度)借りる」というパターンが考えられます。

しかし、冷静に考えてみると、解約には数日程度しか必要ありませんし、その程度を待てない、ということはまずありません。また、解約しないで返済のアテがあるならその現金をそのまま使えばいいわけで、これもおかしな話です。

本当に困ったときは借りられると考え、借りないのが正しい活用法

もうひとつ「あえて消費者金融」という選択肢を考えるなら、「何か分からないけど、本当に困ったときに、すぐ借りることができる」ことかもしれません。

実際のところ、人生においては、何度かお金の問題に直面します。特に数十万円のお金の有無が、人生の転機を左右することがあります(とはいえ、数日から数週間の猶予期間が普通はありますが)。

最初に考えるべきは、親や親戚からの借金で、頭を下げても利息がつかないか低利である(返済期間も融通がききやすい)ことを考えればこの選択肢を避けるべきではありません。次に考えるべきはメインバンクのパーソナルローン等の低利のローンで、一週間ほどの時間を要しますが明らかに低利でお金が借りられます。

それでもお金がうまく調達できなかったとき、消費者金融であったり、クレジットカードのキャッシング枠は「最後の切り札」として利用できます。先に消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用する人は、利用の優先順位を間違えているのです。

最後の切り札として考えれば、金利は高いものの、借金づけでない限り、ほとんどの人に30万円程度の借り入れを認めてくれる制度は、ある意味すごい仕組みです。

ですから、「いつか使うかもしれないときのために、借りられる枠を使わないでおく」と考えるのが一番賢い「消費者金融活用術」かもしれません。もし、「オレ(わたし)が本当に困ったときは、お金を借りる仕組みがあるから、今はまだ使わないでがんばろう」と考えられれば、なおいいでしょう。

「絶対に借りちゃダメ!」というよりは、少し気分が軽くなるかもしれません。もちろん、使わないに越したことはありませんが。


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