クロアチア/クロアチア基本情報

クロアチアの季節・気候・服装アドバイス(2ページ目)

一年中四季折々、いろんな自然の表情で目を愉しませてくれるクロアチア。夏は暑いの?冬の寒さはどれくらい?どんな服を持って行けばいい?……など、各シーズンや各エリアごとの気候や服装アドバイスをご紹介します。

小坂井 真美

執筆者:小坂井 真美

クロアチアガイド

クロアチアの夏の気候・服装 (7~9月前半頃)

アドリア海の輝き

夏はアドリア海が一層美しく輝く
 

夏、特に7月から8月中頃にかけてクロアチアは観光ハイシーズンを迎えます。中でもアドリア海の青い輝きはいっそう美しさを増し、世界中から訪れる人々を魅了します。ドゥブログニクをはじめとするアドリア海沿いの街にはクロアチア国内からの観光客はもちろん、世界中から多くの観光客が訪れます。夏はとても日差しが強く、年によってはかなり気温が上がることもありますが、空気がカラっと乾燥しているのでクーラーがなくても屋内や日陰では比較的快適に過ごすことができます。(実際クロアチアにはクーラーのない家庭が多いです。)

夏のドゥブロブニク

特に7月、8月の夏のハイシーズンには世界中から多くの観光客が訪れる

この時期は春よりも一層日差しが強くなるのでサングラスや日焼け止めはもちろん、帽子も用意するといいでしょう。夏と言っても人によっては夜になると肌寒く感じるくらい気温が下がるので、念のための羽織もののご用意を。サマータイムによって日が長くなるので夜も21時近くまで空が明るく、1日が長く感じられます。

日が長くなり素晴らしい気候が楽しめるこの時期、クロアチア各地ではサマーミュージックフェスティバルなど様々なイベントが開催されます。中でも特に有名なのが「ドゥブロヴニクサマーフェスティバル」やザグレブの「フォークロアフェスティバル」。地元の人たちだけでなく、周辺のヨーロッパ諸国をはじめ世界各地からの参加者や観光客が集まり、夜遅くまで街は一層賑やかに盛り上がります。

 

クロアチアの秋と冬の気候・服装 (9月後半~3月末頃)

クロアチア内陸部の冬

クロアチアの内陸部の冬は寒くて厳しい。連日氷点下になることもよくある。

年によっては9月の前半から急に秋が始まることもありますが、たいていの場合は9月中頃まで穏やかな気候を楽しむことができます。9月後半からだんだんと気温が下がり、日も短くなってゆきます。9月の後半あたりになると特に天気が悪い日などは昼間でも肌寒く感じることもありますし、夜はコートやジャケットが必須となります。春よりも厚めのしっかりとした上着を持参し、重ね着などをしてしっかりと体温調節ができるようにしてください。

11~2月になると夕方16時頃にはすでに空が暗くなります。特に内陸エリアは雪が深く降り積もることが多く、気温もマイナスになることがしょっちゅうなので暖かいセーターやコートはもちろん、手袋やマフラー、耳あて、帽子、ブーツ、厚めの靴下や下着など、念入りな防寒対策が必要です。

雪のかかるイェラチッチ像

冬の内陸部は太陽の光も弱く、寒く曇りがちな日が多い。でも、真っ白に染まる街もまたロマンチック。

一方アドリア海沿いのエリアは内陸エリア程気温は低くなりませんし(平均気温約7~10℃程度)、マイナスになることもまずありませんが、雨が降ることが多くなります。折りたたみの傘などは日本の方が安くてしっかりしている物が多いので、日本から軽量タイプの折り畳み傘を持参すると便利です。

内陸エリア、アドリア海沿いエリアを問わず、この時期は雪や雨のせいで足元が悪くなるので、女性のハイヒールやかかとの高いブーツはおすすめしません。

ちなみに、クリスマスを過ぎると街中のお店でウィンターセールが開催されるようになり掘り出し物が手に入ることも! 万が一防寒対策が足りなかった場合などは現地調達という手もあります。

冬のこの時期は室内は暖房でとても暖かく外の気温と大きく異なるので、体温調節をしっかりとできるような服装を用意して、風邪を引かないように気をつけて下さい。
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