高額ランチへの反応で分かる、あなたの「位置」
「カースト」から自由になるにはどうしたらいいか、それは簡単なことだ。不安のないひと、他人と比較する事に興味のないひと、「カースト」があるとなんか思っていないひとは、そもそも「カースト」の中にいない、そんな檻に囚われていない。だから8000円ランチの話は、ある意味でリトマス試験紙のようなものなのだ。話を聞いて「やだ怖い、そんなママ友に出会ったらどうしよう」と思ったひとは、「カースト」の中から下のどこかにいる。「なにそのママ友」と怒ったひとは、たぶん中の上とか上の下とか。その話自体を「だから何」「釣り乙」「8000円ランチねぇ、値段も味も別にそんな大したことないんだけどねぇ、まぁネタになりやすい値段かな」と笑えたひとは、「カースト」のない国の民だ。
ちなみに筆者の周囲で事実としてまさに8000円ランチに出かける専業主婦コミュニティーはあり、食事は値段よりもメンツだと信じる私は、誘われたときにメンツを一覧して「私はあの店には家族で行く」と断った。8000円出して一緒に食事したい相手と場所なら、行けばいい。そうでもないならサラッと断って流せばいい。それ以上でも以下でもない、「だから何」って話です。