夏の秋田の風物詩・秋田県「全国競技花火大会」
空いっぱいに広がる大曲の花火 写真:大曲商工会議所提供
花火競技大会とは、全国の花火師が、花火玉を創る技術や、打ち上げ花火を上げるタイミングや組み合わせ、音楽との競演といった総合演出を競い合い、優秀者には、賞が授与されます。そのため、芸術性の高さは日本一といっても過言ではない花火大会です。
花火大会は、夕方からカラフルな煙の色や模様をまだ明るい空に打ち上げる「昼花火の部」(競技会があるのは全国で大曲だけ)から始まり、続いて「夜花火の部(10号玉花火の部・創造花火の部)」が行われます。
10号玉とは、直径30センチ以上の大玉の花火で、何層かに火薬が分かれているため、1つの花火玉で、写真のように、色や光が何重かに広がり、時間差で色が変わったり、流れるように変化させたりと、花火師の腕の見せ所でもあるそうです。
色や光の変化を楽しめる10号玉 写真:大曲商工会議所提供
競技会の途中には、協賛会社や大会が提供する大掛かりな音楽花火も打ち上げられ、その迫力には圧倒されます。また、最後には10号玉が連続で30発以上打ち上げられ、空いっぱいの花火で締めくくられます。
フィナーレを飾る連続打ち上げ 写真:大曲商工会議所提供