解決せずに事態が悪化する対応もある「話し合い」

いじめ問題は、被害にあった方が文書を作成して適切に学校に訴え、学校側が適切な対処をとればすぐに解決します。早ければ1日、少なくても1週間あれば解決します。

しかし、一方で担任や学校が取り組み方を誤れば、解決するどころか、事態が悪化します。

誤った取り組み方のひとつが「話し合い」です。子供のいじめを担任に相談すると、多くの教師が行う方法の1つに「話し合い」があります。被害者と加害者を集めて、お互いに話し合わせるという方法です。

「話し合いがなぜ危険なのか」

これはとても危険な方法の1つです。『加害者が全面謝罪をする』という場合以外は、このような話し合いにはお子さんを参加させないことが賢明です。

多くの場合、被害者は1人、加害者は数人です。
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被害者は1人だけ


そこでどんな「話し合い」が行われるかというと、多くの場合、いじめ被害者をつるしあげる「糾弾の場」になってしまうのです。
  • 「確かに、俺も悪かった。でも、おまえがうざいからだよ」
  • 「空気読めないし」
  • 「だいたい、お前みたいにとろいのがいるから、サッカー大会で負けたんだよ」
  • 「あんたが遅いから、私たちが叱られる、いつも。すごく迷惑」

など、自分たちのいじめ行為を棚に上げて、被害者を1~2時間糾弾するのです。

悪口を言われ続けて、耐えられる子供はいません。

「話し合い」から不登校へ

そして、多くの場合、教師がジャッジをしない、善悪を示さないのです。

立ち会っている担任教師がしっかりと話し合いを主導し、「いじめは悪い」と判断してくれればいいのですが、実際には、教師は明確な判断はせず、話し合いの最中は無言で通し、最後に「いじめるものも悪いが、いじめられている者にも原因がある」「だから、双方誤って、仲直りをするように。」と喧嘩両成敗のような決着に持ち込むケースがほとんどなのです。

その結果、このような「話し合い」の次の日から不登校になったといういじめ被害者の相談が非常に多いのが現状です。

「作文」も誤った対処法

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相手からの謝罪以外の話し合いは拒否を

このような「話し合い」に似た学校の対応として、作文を書かせるという対処法がありますが、結果は同じことです。

あるクラスでは、書かせた作文を朗読させることにより、クラス全員が1人の子を糾弾したということもありました。「話し合い」「作文」のどちらも教師がしっかりと「いじめはする方が悪い」という価値観を貫き、問題解決能力がなければ、いじめ被害者が不登校になる可能性が高いのです。

そして、残念ながら喧嘩両成敗の方向での「話し合い」「作文」が非常に多いのです。

ですから、学校へのいじめ相談の場合もしっかりと「いじめ加害者からの謝罪」という要望を付け加え、それ以外の話し合いの場への参加は拒否をしたほうがよいです。