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麻布十番などで大規模再開発が本格始動(2ページ目)

23区都心6区では、森ビルの虎ノ門・六本木地区、住友不動産や三井不動産レジデンシャルの麻布十番、また春日・後楽園駅前地区など、都心各地での大規模な再開発計画の本格始動が相次いでいます。

執筆者:山下 和之

渋谷駅周辺の整備方針が固まる

2008年6月の東京メトロ副都心線開業で、ますます注目度が高まっている渋谷駅周辺エリア。東京都と渋谷区では学識経験者、国土交通省、鉄道事業者で構成する「渋谷駅街区基盤整備検討委員会」を設置。都市基盤の再編整備の検討を進め、6月末に「渋谷駅街区基盤整備方針」を策定、公表しました。そのポイントは以下の通りです。

(1)渋谷駅、駅周辺の公共施設、駅ビルを一体的に再編整備する
(2)わかりやすい駅空間を形成するため、ホームの新設・改良や乗り換えコンコースの拡充を行う
(3)安全で快適な広場空間を形成するため、ハチ公広場の拡充、地下広場の創出、バスターミナルの再配置などを行う
(4)渋谷特有の地形に対応し、賑わいと回遊性を創出するため、立体的な歩行者ネットワークを整備する

この方針に沿って、2008年度中に地区計画と駅前広場・道路、鉄道、河川、区画整理などの都市計画決定を行い、整備に着手する予定。2012年度には東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転化を実現、渋谷駅地区基盤整備を本格化させる計画です。

関連リンク
東京都公式ホームページ
渋谷区ホームページ


マンションのエレベーター内に防災用品を配備

高層マンションの多い都心エリアではエレベータ内の防災対策も重要
高層マンションの多い都心エリアではエレベータ内の防災対策も重要
2005年7月の千葉県北西部地震時には、都内でもエレベーター内に閉じ込められる事故が多数発生しました。件数が多かったこともあり、救出までに長い時間を要し、大きな社会問題になったことは記憶に新しいところです。

このため千代田区では地域防災力向上のため、マンションのエレベーター内に閉じ込められた際、消防などによる救助を待つ間の応急対応として、エレベーター内に防災用品を揃えた「キャビネット」を配備することにしました。このキャビネットには、閉じ込められたときにも、パニックに陥らずに安心して救助を待てるように、飲料水、トイレシート、トイレットペーパー、消臭剤などが入っています。千代田区ではマンションの管理組合から申請があれば設置する方針です。7月1日から募集を始め、第1号として7月24日に千代田区四番町のマンションに設置されました。なお、このような制度の導入は23区では千代田区が初めてということです。

関連リンク
千代田総合ホームページ

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