【記事のINDEX】
団体保険を活用しよう!……1Pめ
団体保険で注意するべきことは?……2Pめ

新年度版の福利厚生ハンドブック、チェックしましたか?

お互いの勤務先の団体保険もチェックしてみよう!

お互いの勤務先の団体保険、理解していますか?

新年度が始まって1月が経ちました。職場から福利厚生ハンドブックが配られたり、社内掲示板などで情報公開されている、という方もいらっしゃると思いますが、もらった方は内容をご覧になりましたか? 新入社員が入社後に加入できるよう、新規募集時期を5月や6月に設定しているところも多いようです。この時期に、ぜひ内容をチェックしてみましょう。

ガイド平野のところにライフプランの相談にいらっしゃる方から、保険の見直しに関する相談も多く受けるのですが、職場の団体保険などのパンフレットや福利厚生の冊子(社内掲示板等)について伺うと、「あることは知っているけれども、あまり見たことがない」という方も多いです。

現在加入中の保険や、今後加入したい民間の保険と比べて、職場の団体保険の方が保険料も安いというケースも多くあります。また、配偶者や子どもにも保障をつけられる場合も多く見かけます。

団体保険でも、保障内容の吟味は必須

■死亡保障の例
共働き夫婦のクミさん(36歳・仮名)は、夫の職場で加入できる団体保険を検討中です。この団体保険は、1年更新で死亡保障額を500万円~5000万円まで500万円刻みで選ぶことができます。加入年齢5歳ごとに保険料が上がりますが、35歳の夫が2000万円の死亡保険に入った場合、月額保険料は約3700円です。子どもの誕生や成長に合わせて保障額を調節していくことも可能です。

また、この保険では、配偶者も300万円~1000万円の範囲で死亡保障に加入することができるそうです。仮にクミさんが1000万円の保障をつけた場合、月額保険料は約1800円とのこと。クミさんは、自身の職場の保険と組み合わせて加入しようかと考えていました。

このように、夫婦のどちらかが加入することで、保障も家計も安心度が増すことも多いので、ぜひ2人でお互いの職場の団体保険制度を確認してみましょう。

■医療保障の例
死亡保障と同様、1年更新で加入するケースが多いです。また、保障内容と保険料をまとめた表は、1口あたりの金額を表示し、「●口~●●口の範囲で加入できる」とするケースが多く見られます。

例えば、クミさんの夫の職場で加入できるA団体医療保険の場合、入院日額1万円、手術給付金10・20・40倍というシンプルなタイプだと、月額保険料は約1200円です。民間の保険や共済と比べても魅力的です。こちらも配偶者や子どもも加入できるというので、クミさんの有力候補に挙がっています。

悩みどころなのは、もう一方のB団体医療保険。こちらは、先進医療特約や生活習慣病特約などもついていますが、入院日額1万円で手術給付なども加えると、月額保険料が約6000円と高めです。このほか、傷害(ケガ)を中心にしたC団体保険もありましたが、クミさん夫婦のニーズで見た場合、AかBかな? ということになりました。

クミさんの例のように、1種類だけでなく複数の団体保険を扱っている会社もあります。「どれも捨てがたくて全て加入したいけれど、保障内容が重複してしまうのでそれもできず迷ってしまう」という声を多く耳にします。それぞれの保険料は安くても、積もり重なると侮れません。一長一短で悩むことも多いと思いますが、保障内容と保険料が自分たちに合っているかどうか、しっかり比較しましょう。

民間の保険会社でも共通しますが、完璧な保険は存在しません。公的な医療保険制度と貯蓄からまかえない範囲で保険を活用する、という視点も忘れないようにしてください。

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