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新三郷と越谷で大規模商業施設が動き出す(2ページ目)

JR武蔵野線新三郷駅では「ららぽーと新三郷」の工事が始まり、同じ武蔵野線越谷レイクタウンでは、この10月に国内最大級の大規模商業施設が誕生します。このエリアの生活利便性が飛躍的に向上しそうです。

執筆者:山下 和之

越谷レイクタウンでは国内最大級の商業施設

三角形のモール「KAZE」の外観予想パース(イオン株式会社 ニュースリリースより)
三角形のモール「KAZE」の外観予想パース(イオン株式会社 ニュースリリースより)
JR武蔵野線新三郷駅から武蔵浦和駅方面に向かって2つ目の駅として開業したばかりの越谷レイクタウン駅。越谷市の東南部に位置し、都市再生機構(UR)が開発した越谷レイクタウンの玄関口になりますが、何といっても最大の話題は越谷レイクタウン駅に隣接して10月に開業予定の「イオン レイクタウン」。3階建ての商業施設で、その延べ面積は約22万m2。同じイオン系列の「イオン浦和美園」のおよそ2.5倍で、国内最大級の商業施設になります。

店舗は「KAZE」「MORI」の2つのゾーンに分かれ、両者は長さ85mの歩行者専用ブリッジで結ばれます。「KAZE」は食品スーパー「マルエツ」とファッション専門店「ビブレ」を核店舗とし、ほかに20代から30代の若い世代をターゲットとするアパレル専門店約200店が出店します。他方、「MORI」は団塊世代、団塊ジュニア、その子どもたちの三世代をターゲットとし、ファミリーで買い物もグルメを楽しめるゾーン。核店舗は「ジャスコ」で、約300店の多彩な店舗が出店します。

埼玉県東部のJR武蔵野線沿線は、2008年秋から2009年にかけて、一大商業施設が相次いでオープン、相乗効果でエリアのイメージアップにつながることを期待したいものです。

関連リンク
イオン レイクタウン


狭山市駅西口と入曽駅東口が生まれ変わる

埼玉県は7月1日に狭山市の都市再開発方針を決定して告示しました。防災性や生活環境向上を図りながら、豊かな自然・景観との調和がとれた街並みを創造することを目指すもので、特に再開発を促進エリアとして、「狭山市駅西口地区」「入曽駅東地区」を重点的に整備していく方針。両地区の再開発の概要は以下の通りです。


・狭山市駅西口地区
西武新宿線狭山市駅西口周辺約7.2万m2の市街地を再開発。自立性の高い街の中核拠点として商業・事務機能の充実を図り、安心安全で快適な市街地を整備する。2001年度の完成を目指す。

・入曽駅東口地区
西武新宿線入曽駅東口周辺の約7.3万m2の市街地を再開発。駅前広場、道路などの整備を通して、狭山市地域の拠点として、商業・事務機能の充実を促進。住宅地との調和のとれた良好な市街地を整備する。2010年度に土地区画整理事業の事業認可を目指して計画を推進する。

埼玉県だけではなく、地元の狭山市でも「狭山市駅西口地区」の再開発を最重点施策と位置付けています。今回の埼玉県の決定により、再開発にいっそうのはずみがつくのではないでしょうか。

関連リンク
埼玉県ホームページ

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