結論:個人利用では十分使える! 企業導入は十分検討を
「キングソフト オフィス 2012」は、Office 互換ソフトとしては、とても高い実力を持っていると思います。特に、ずっとOffice 2003を使っているユーザーなら、乗り換えても違和感なく利用できるでしょう。少なくとも、自宅で文書を作成したり、ちょっとした計算書を作ったりするパーソナルユースなら、まったく問題ないと思います。ファイルの互換性も非常に高いと思います。ただし、繰り返しになりますが、仕事で使うことに対しては慎重であるべきでしょう。会社間でやりとりするファイルは、マイクロソフトのOfficeファイルが(良い悪いは別として)前提だからです。万が一、大事なファイルの内容が変わってしまったり、表示できなかったりしたら、大きな問題になりかねません。
また、マクロを含むファイルも、原則として「キングソフト オフィス 2012」では扱うべきではないと思います。一応、「キングソフト オフィス 2012」にはVBA対応版もありますが、過大な期待は禁物です。以上から、私の結論は次のとおりです。
- 個人利用、印刷物の作成を目的とした利用……◎
- 会社内でのみ利用し、他社とはやりとりしないファイルの作成……○
- 他社とやりとりする可能性のあるファイル……△または×
- マクロを含むファイル……△または×
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