パソコンソフト/パソコンソフトの選び方

キングソフト オフィスはMS Officeの代わりになる?(5ページ目)

Office互換ソフトはMS Officeよりずっと低価格でOfficeと同じファイルが作成・編集できます。今回は、Office互換ソフトの代表格であるキングソフトの「キングソフト オフィス 2012」をレビューします。最新ソフト「WPS Office」のレビュー記事へのリンクもあります。

井上 健語

執筆者:井上 健語

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結論:個人利用では十分使える! 企業導入は十分検討を

「キングソフト オフィス 2012」は、Office 互換ソフトとしては、とても高い実力を持っていると思います。特に、ずっとOffice 2003を使っているユーザーなら、乗り換えても違和感なく利用できるでしょう。少なくとも、自宅で文書を作成したり、ちょっとした計算書を作ったりするパーソナルユースなら、まったく問題ないと思います。ファイルの互換性も非常に高いと思います。

ただし、繰り返しになりますが、仕事で使うことに対しては慎重であるべきでしょう。会社間でやりとりするファイルは、マイクロソフトのOfficeファイルが(良い悪いは別として)前提だからです。万が一、大事なファイルの内容が変わってしまったり、表示できなかったりしたら、大きな問題になりかねません。

また、マクロを含むファイルも、原則として「キングソフト オフィス 2012」では扱うべきではないと思います。一応、「キングソフト オフィス 2012」にはVBA対応版もありますが、過大な期待は禁物です。以上から、私の結論は次のとおりです。
 
  • 個人利用、印刷物の作成を目的とした利用……◎
  • 会社内でのみ利用し、他社とはやりとりしないファイルの作成……○
  • 他社とやりとりする可能性のあるファイル……△または×
  • マクロを含むファイル……△または×
なお、Office互換ソフトは「キングソフト オフィス 2012」だけではありません。他の互換ソフトについても、リンクを紹介しておきますので、検討する際には参考にしてください。

OpenOffice.org
EIOffice
JUST Office 2

 

 




 
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