最も多い、車を買い替えたケース
「あと少しで満期だから、その時に連絡すればいいや」……これはNGです。例えあと1日で満期であっても、保険会社への連絡は欠かせません
現在の自動車保険は大手損保や通販型を問わず、リスク細分型となっています。これは車の情報も保険料の一部として組み込まれているということ。つまり、
A車 保険料5万円
↓
買い替え
↓
B車 保険料5万5000円
となる可能性も十分にあるわけです。当然、逆に安くなるケースもあります。いずれにしても正規の保険料を算出するには新たな車の情報が必要になります。そこで連絡が必須となるのです。
買い替えのタイミングで
ほかの保険会社に移るケース
ディーラーが自動車保険の窓口をやっている場合など、新たな車で別の保険会社の見積もりを取ってくれることもあります。金額やサービスなどを判断して、買い替えのタイミングで別の保険会社に移ってしまうのは何も問題ありません。唯一気を付けるべき点は「保険期間通算特則」を適用できるよう処理することです。「保険期間通則特則」
・自動車保険は1年契約で、契約中無事故なら等級が1つ上がり割安になる
・例えば、1月1日からスタートしている保険が7月1日で他社に移る場合、1日でも空白があると7月1日から1年間スタート。1月1日から6月30日までの半年分はムダになる
・そこで以下の条件を満たして保険期間通算特則を適用。前保険会社の解約日を7月1日、新保険会社の始期日を7月1日とする。これでロスなく保険の期間が通算されて無事故なら翌年1月1日に等級が上がる
以上が基本的なルールとなります。要するに事前に納車日を確認し、新旧双方の保険会社に連絡を入れておけば問題なく手続きが完了します。
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