エントリーのプレミアムでも不足なし
2列目のショルダー部分にあるレバーを引くと、座面が起きて前にスライドさせることができ、3列目への乗降スペースを確保することが可能。サードシートは、シートサイズが小ぶりで、ヒール段差も不足気味だから膝を抱えたような、体育座り的な姿勢になってしまう
グレード展開は、プレミアムとシエロの2本立てとシンプル。6エアバッグやESC、エマージェンシーストップシグナルなどの安全装備は同等で、後者にはヘッドアップディスプレイやバイキセノンヘッドライト、パノラミックガラスルーフなどが用意される。
2グレードのみなので予算と好みに応じて選択してもらえばいいが、装備的には下位のプレミアムでも十分に5008の良さや世界観を享受できる。
輸入車ミニバンにうれしい選択肢
輸入車ミニバンは、C4ピカソのほかに、人気のVWゴルフ・トゥーラン、大型ミニバンのシャランやVクラスなどがあったが、決して選択肢は豊富ではなかっただけに、価格的にも魅力的なプジョー5008の登場はまさに待望といえるだろう。