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早くもホットモデル追加! ボルボV40 T5 R-DESIGN(2ページ目)

2013年2月に日本で発売されたボルボV40。そのスポーツ性能を高めた「V40 T5 R-DESIGN」が追加された。「T5」が示すとおり、2リッターの直列5気筒ターボエンジンを搭載する、人気の高いスポーティなR-DESIGN仕様である。もちろんボルボ車に期待される各種安全装備も充実している。価格399万円。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

車両価格399万円、実はとってもお買い得!?

ボルボV40 T5 R-DESIGN

タイヤサイズは225/40R18。最小回転半径はV40 T4 SEと同じ5.7mと大きめで、ハンドルの切れ角が小さいことは少々気になった。ちなみに素のV40は5.2m

専用デザインの18インチホイール&タイヤをはじめ、内外装が「R-DESIGN」仕様になるのはもちろんで、走りの仕上がりもなかなかのものです。

スポーティモデルらしく、サスペンションはけっこう引き締まっていて、攻めたコーナリングを試みても、ほとんどロールしないほどですが、不思議と乗り心地が悪く感じられません。あまり跳ねることもなく路面の凹凸をしなやかにいなしながら狙ったラインをトレースしていきます。そして、パワフルなクルマながら、パワーが逃げずに、しっかりトラクションがかかり前に進んでいく感覚があります。このあたりにシャシーの基本性能の高さがうかがえます。

ステアリングフィールにはダイレクト感があり、フロントタイヤの接地感が高く、操舵に対して遅れることなくリニアに応答し、余分な挙動を出さないので、まさに「意のまま」に操ることができます。これほど気持ちのよいハンドリングを持っているクルマは、そう多くはありません。ステアリングを切るのが楽しみになります。
ボルボV40 T5 R-DESIGN

質感の高いナッパレザーのシートが標準装備される。トリム類や配色などインテリアもスポーティな雰囲気

ボルボV40 T5 R-DESIGN

デジタル液晶メーターは、モードの選択によりメーターの表示が変わる。「エレガンス」モードでは水温計が表示される部分が、「エコ」モードにするとエコメーターが、「パフォーマンス」モードにすると8000rpmまで刻まれたタコメーターが現れ、右側はパワーゲージとなる。ただし、選択しても走行性能は変わらない

そんなスポーティなルックスや走行性能を持ちながら、室内空間やラゲッジスペースが広く、シートのアレンジ性にも優れるなど、実用性が高いのも、このクルマの魅力です。しかも、V40 T4 SEではオプション設定の20万円相当のカーナビや25万円相当のスポーツレザーシートが標準装備されるのです。

また、ボルボといえば「安全」にも期待したくなるところですが、50km/hまで作動速度域を高めた「シティセーフティ」や、歩行者エアバックなどが標準装備され、さらに、「ヒューマンセーフティ」や全車速追従機能付きACCをはじめ各種先進安全装備を組み合わせた「セーフティパッケージ」が、当面は無料キャンペーンが実施されるのも朗報でしょう。

これら多くの魅力を持ったV40 T5 R-DESIGNは、こうした仕様のクルマを求める人にとって、実はとても買い得感が高いことに気づかされます。同じクラスで性格の似た競合車に対しても、多くのアドバンテージを持っていると思えます。
ボルボV40 T5 R-DESIGN

R-DESIGNのエクステリアパーツがスポーティなキャラクターをアピール


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