航空券/航空会社・エアライントピックス

安全な航空会社、時間を守る航空会社(4ページ目)

LCCは安全性が高くない!? 機体が古そうだから心配だ。そんな心配を抱く人も多いようですが、果たしてそれは真実なのでしょうか。エアラインの安全性や定時到着率の2017年最新情報を調べてみました。エアライン選びの参考にどうぞ。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

定時到着率ではヨーロッパ勢の健闘が光る

事故はもちろんいやですが、飛行機の発着が遅れるのもいやですよね。
時間に正確な日本人ならなおのこと、定時到着率は気になります。そこで、FLIGHT STATS(世界のエアラインのリアルタイムな運航情報や路線、空港ごとの統計情報を紹介している会社)による「2016年度の定時到着率賞」の受賞者を見ていくことにしましょう。
Flight Stats

世界のフライトの運行情報や空港情報をチェックできるFLIGHT STATS



FLIGHT STATSでは、到着予定時刻に対して遅延15分未満で到着した便の割合を調査し、受賞者を確定しました。1位とファイナリストは以下の通りです。

<グローバル部門> 
受賞者     KLM 定時到着率 88.53%
ファイナリスト イベリア航空、JAL、カタール航空、オーストリア航空、ANA、シンガポール航空、デルタエアラインズ、LATAMブラジル、カンタス航空
<北米部門> 
受賞者     アラスカ航空 定時到着率 87.00%
ファイナリスト デルタエアラインズ、ウエストジェット航空、サウスウェスト航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、フロンティア航空、ヴァージンアメリカ、ジェットブルー、エアカナダ
<ヨーロッパ部門>
受賞者     イベリア航空 定時到着率 88.18%
ファイナリスト オーストリア航空、ルフトハンザ、S7エアラインズ、ノルウェー・エアシャトル、スイス航空、コンドール、ブリティッシュ・エアウェイズ、イージージェット、ブエリング
<アジア・パシフィック部門>
受賞者     JAL 定時到着率 87.80%
ファイナリスト ヴァージン・オーストラリア、ANA、シンガポール航空、カンタス航空、ニュージーランド航空、ジェットエアウェイズ(インド)、キャセイパシフィック、ジェットスター、インディゴー
<中東・アフリカ部門>
受賞者     カタール航空 定時到着率 86.34%
ファイナリスト サウジア、エミレーツ、エチオピア航空、フライドバイ、ケニア航空、ペガサス航空
<ラテンアメリカ部門>
受賞者     コパ航空 定時到着率 89.01
ファイナリスト LATAMブラジル、ゴル航空、アルゼンチン航空、LAN航空、アヴィアンカ、アエロメヒコ
<LCC部門>
受賞者     イベリアエクスプレス 定時到着率 89.64%
ファイナリスト エアバルティック、ソラシドエア、エアドゥー、ウエストジェット航空、サウスウエスト航空、ノルウェー・エアシャトル、ノックエア、NIKI航空、フロンティア航空

今回は、ヨーロッパ勢の強さが目立ちます。特にスペインのエアラインは、フルサービスのイベリア航空だけでなく、LCCのイベリアエクスプレスも大健闘! 

もちろん、時間厳守を掲げる日本のエアラインも、JALやANAだけでなく、ソラシドエアやエアドゥーもファイナリストに残っていました。次回の受賞を期待したいですね。

>>日本のLCCの遅延率をチェック!
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