18mの眺めのいいテラス
螺旋階段を昇りきると、黒いソファーが置かれたリビングです。間口は1.6mしかありませんが、テラスに向かうガラスの引戸を開けると、外と一体になります。全体の中心にはキッチンカウンターが位置を占め、その奥にダイニングが控えています。
リビングのソファーとダイニングのテーブルやベンチは、他の全ての家具と同様、FBA(Florian Busch Architects)のデザインをもとに、京都の家具屋「木印」の溝上吉郎さんが制作したものです。
◆建築データと建築家プロフィール
高田馬場の駅に程近い、低層のマンションやオフィスビルの建ち並ぶ閑静なエリアの「ウナギの寝床」の敷地に、ユニークなコンセプトのコンクリートの家が建ちました。壁と床がジグザグに折れ曲がり、3階建ての全てのフロアに間仕切り壁を持たないという、前代未聞のデザインです。