子育て/毒親・過保護・過干渉

ヘリコプターペアレントにならないために:後編

ここ数年でよく聞くようになった「ヘリコプターペアレント」という言葉。特徴は、親の過干渉、過管理、過保護。この言葉の発祥の地であるアメリカの研究を交えながら、私達ママ世代ができる子どもとの適切な距離感についてお伝えします。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

自分は同じ事を繰り返さないためにと自分を磨く姿

変えられるのは自分!

変えられるのは自分!

「ヘリコプターペアレントにならないために:前編」では、アメリカの大学が発表した「過干渉が子どもに与える影響」についてご紹介しています。

その調査の対象者が、18~23歳の大学生だったということからも分かるように、「うちの親、もしかしてヘリコプターペアレント?」と感じるのは、かなり大きくなってから。実際、自分がママになって気づく方も多いのです。

私がご相談を受けるお母さまの中にも、子どもを持ってはじめてその事実に気づき、「自分がそうやって育てられて辛かったから、自分はそうなりたくないんです!」とママ磨きに励む方々もいらっしゃいます。

「自分の親のことは変えられないけれど、自分のことは変えられるから」と反面教師になって頑張っていらっしゃるのです。そんなママ達の強さには、お子さんへの並々ならぬ愛情があふれています。

彼女達の、

「変えられないことに目を向けるよりも、変えられることを変えていく」

とても前向きな考え方ですよね。

ママになって、自分の母親との関係性に悩む方はとても多いです。これまでの経験でお話しますと、自分の親を変えようとする試みは非常に難しいというのが正直なところ。でも、自分が同じ事を繰り返さないことならできるのです!

>>次ページは、おすすめの母子の距離感の取り方についてです。
 
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