子育て/ママ友・パパ友

面倒にならない!ママ友付き合いのための5カ条

ママ友と適切に付き合うためにはどうすればよいのかを考えます。親子ともども新しい環境には、新しい人間関係がつきもの。いわゆる「ママ友」と接する機会が多くなりますが、関係性を整理してみたいと思います。

斎藤 貴美子

執筆者:斎藤 貴美子

子育てガイド

そもそもママ友とはどんな存在?

気の合う人に会えれば一生の友

気の合う人に会えれば一生の友

ネットでは、たびたび過激なママ友関係の様子が話題になることがあり、果たしてママ友は必要なのか不要なのかと賛否両論、議論が巻き起こることがあります。また都心と地方ではママ友の関係に差があり、保育園より幼稚園の方が、親が子どもと関わる時間が長いので、問題が生じやすいなどとも言われます。

基本的に「ママ友」とはどういう存在なのかをクリアにしておけば、気持ちがラクになるかもしれません。人によって定義はさまざまだと思いますが、以下の要素があると思います。

  1. 子どもを通して知り合った母親
  2. 独身時代の友達という感覚より、「職場やバイトの同僚」のような感覚。同学年の子どもを持ち、同じような時期を生きている同志
  3. 近所に住んでいることが多いので、いざとなったら頼れる相手
  4. 意気投合できれば、子ども抜きで本当の友達といえる存在に
  5. なくてはならない人生の友

おわかりのように、下へ行くほど、仲が深くなっていきます。

「ママ友は友達ではない」というセリフもよく聞かれますが、あまり接点のない1のような方もいれば、4や5のような人も含まれるので、一概には言えないと思います。

どういう関係を作りたいかにもよりますが、例えば、平均的に2の同僚のような感覚を持っていると、感情的に波風立たずにいけそうです。同僚は、先輩後輩がいて友達とは言い切れないけど、職場に気の合う人がいると、毎日の仕事が楽しくなる、そんなイメージです。

ママ友付き合いの目的とは?

友達づくり以外にもあります。

友達づくり以外にもあります。

次に、そもそもママ友の付き合いの目的を考えてみます。

  1. 子どもが成長するにあたって、派生する問題とそれを乗り越えるための情報収集や発達の確認
    例:保活で何をやるべきか? どの保育園、幼稚園が評判がよく、悪いのか? 七五三の写真撮影はどこがいいか? 仕事と家事をどう両立しているか? ランドセルはどこで買うか? 家でどんな遊び(勉強)をしているか? 習い事はどこが評判がいいか? 離乳食はどこまで進んでいるか? などなど
  2. 親子ともどもクラスや地域の輪に入り、楽しい/当たり障りのない生活を送るため
  3. 人生の友となるため

こちらは下へ行くほどプライベート色が濃くなります。
3であれば、今後も友達関係が続きますが、1や2の場合、園や学校が変わると、お付き合いも自然に消滅していきそうです。

上手なママ友付き合いのための5カ条

念頭に置きたいこと。

念頭に置きたいこと。

環境が変わったら、関係性も希薄になるものですが、同じ地域に住んでいれば、小学校、中学校、習い事などで関わることが予想されます。
いわずもがなですが、以下のことに注意をしたいものです。

  1. たとえ同意を求められても、ママ友の悪口は言わない
    その場で共通の仲間意識が芽生えたとしても、人間的信用は落ちます。
  2. 苦手な人がいたら、分かりあおうと思わない
    人の価値観はさまざまです。あえて意見を交わそうとせず、違いを認めてそっとしておきます。
  3. グループ内で企画が持ち上がれば、まずは参加してみる
    みな、仲良くなりたい気持ちがあるので、楽しい会になることが多いです。
  4. 共同制作(卒園アルバムを作る等)の役員に選ばれてしまったら粛々とやる
    ただ、時間は有限でやれることにも限りがあるため、無理難題にコミットしないことを認識する。
  5. 子どもどうしの喧嘩は事情聴取
    殴る、蹴るなどの暴力は、双方にやめさせたいので仲裁に入っていいと思います。ですが、おもちゃの取り合いなどは、子どもに解決させたいもの。「〇〇くんのママ、〇〇くんがおもちゃを貸してくれない~」とお友達が母親に直談判してくることが多々ありますが、「私じゃなくて、まずは本人に言ってみて」と伝えると、案外うまくいくことがあります。
ふだんの園生活の延長かも。

ふだんの園生活の延長かも。

やりがちなのは、自分の子だけ執拗に責めること。「叩いちゃダメ!」「貸してあげなきゃダメでしょ!」とついつい言いたくなってしまいますが、それはお友達にも向けられるべき言葉です。

我が子を責めすぎると「なんでボクだけ怒られるの?」と返されることもあるので、喧嘩が込み合っていそうなら、双方の子どもに事情聴取をしてみてください。子どもが「だって○○だから……」と言ったら、「なるほど、〇〇だったんだね」と受け止めます。

そして、「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と質問すると、落ち着いて「一緒に使う」とか「順番で使う」などと提案が出てくる場合もあります。幼いとそこまでいかないかもしれませんが、その分、気持ちも変わりやすいので、違う遊びを提案するとのってくることがあるので、提案してみてください。

最後に…無理に合わせず親子のペースをつかんで

親子のペースをつかんでストレスフリーに

親子のペースをつかんでストレスフリーに

新しい環境は、大人にとってもドキドキするもの。大多数のママにとってそれは同じ気持ちではないでしょうか。

また、ママが社交的でも子どもがそうではない場合や、その反対の取り合わせもあります。すべてを子どものペースに合わせる必要はないと思うので、様子をみながら心地良いペースでママ友付き合いを深めていけるといいですね。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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