タイルを焼く温度
タイル自体の質や吸水率により、土からできるタイルは3種類に分けられていますが、この分類の差は主に焼く時の温度により、出てきます。
おおよその焼成温度は以下のとおりです。
磁器質 1230~1300℃ I類
せっ器質 1200~1250℃ I類、II類、III類
陶器質 1100~1200℃ II類、III類
温度を上げなくても吸水率を抑えられたタイルも出てきているので、上記焼成温度と、I類、II類、III類の関係は的確ではありませんが、あてはめるとすると、おおよそ上記のようになります。
おおよその焼成温度は以下のとおりです。
磁器質 1230~1300℃ I類
せっ器質 1200~1250℃ I類、II類、III類
陶器質 1100~1200℃ II類、III類
温度を上げなくても吸水率を抑えられたタイルも出てきているので、上記焼成温度と、I類、II類、III類の関係は的確ではありませんが、あてはめるとすると、おおよそ上記のようになります。
タイルの窯
タイル検査
この写真のように窯の中をトレーに乗ったタイルが、移動しながら焼かれてでてきます。ただし、このトレーに乗ったタイルの外側と内側とで、温度の差が出てきます。上記の分類が変わるほどの変化は出ませんが、微妙な色違いやサイズ違いが出てきますので、下の写真のように、焼き上がった後に、使用するタイルを検査する必要もでてきます。
この写真のように窯の中をトレーに乗ったタイルが、移動しながら焼かれてでてきます。ただし、このトレーに乗ったタイルの外側と内側とで、温度の差が出てきます。上記の分類が変わるほどの変化は出ませんが、微妙な色違いやサイズ違いが出てきますので、下の写真のように、焼き上がった後に、使用するタイルを検査する必要もでてきます。
タイル検査
タイルとは
ちなみにタイルというと、一般的には土で焼いた陶磁器製品が一番イメージしやすいですが、広い意味では「薄板状の物で覆う」という意味があり、カーペットタイルや外壁吹付けタイル、床材シートタイル、またガラス質のタイルも含まれます。カーペットタイル
カーペットを50センチ角ほどの大きさにしたもので、弱い接着剤でずれないように貼るだけで簡単に敷くことができます。誰でもできるので、日曜大工店とかにも一枚単位で売っていますね。汚れたところだけ簡単に張替もできます。
カーペットタイル
外壁吹付けタイル
建物の外壁を膜で覆ってしまうような塗料を吹き付けて仕上げるもの。
テカテカしているので見た目に好き嫌いがありますが、コストパフォーマンスが良いので多くの建物で使われています。
吹付けタイル
床材シートタイル
ビニール系の床材でメンテナンス性、施工性が良く価格も安価なことから、病院や学校、商業施設で幅広く使われています。
床材シートタイル
ガラス質タイル
ガラス表面の光沢と透き通る柔らかい光が特長のタイルです。
ガラスを高温で溶かし、型に流し込んで冷やし、さらにひずみをとるために再度加熱し、今度はゆっくりと冷やして造るガラスタイルと、ガラスの粉に顔料を混ぜて、型の中に入れて加熱し、溶けた段階でゆっくりと冷やして造るガラスタイルがあります。こちらはどちらも文字通りガラスですので、吸水はまったくしないです。
ガラス質タイル
以上、大まかではありますがタイルの特長と分類をまとめてみました。
皆様の参考になればと思います。