漢字検定/漢字検定とは

社会人に求められる漢字能力と漢検の合格率(2ページ目)

社会で通用する漢字能力とはどの程度のものでしょう。学校教育や企業の採用・研修などで漢検を活用するケースもありますが、社会人に求められるのは漢検2級レベルです。2級の漢字能力は社会人の基礎能力として必要なスキルとなります。

藤本 正史

執筆者:藤本 正史

漢字検定ガイド


漢検の合格率について

実際の受検データから合格率を見てみましょう。
3級~1級の平成23年度の平均合格率は以下のとおりです。

3級 48.4% 準2級 41.1% 2級 23.4% 準1級 15.4% 1級 12.6%

準2級は41.1%ですが2級になると23.4%、合格率が低くなります。
やはり2級からレベルが上がり難しくなると言えます。ただ、各回の合格率を見るとだいぶ差があります。
24年度の第1回と第2回のデータは以下のとおりです。

第1回  2級 24.5% 準1級 3.8% 1級 7.1%
第2回  2級 22.7% 準1級 19.6% 1級 15.3%

2級はほぼ22~24%の合格率をキープしていますが、準1級と1級は24年度第1回がどちらも1ケタ台で、前年度の平均合格率と比べてかなり低くなっています。回によって当たりハズレがある、と言えなくもないです。合格率の詳細については漢検HPを参照してください。
www.kanken.or.jp/kanken/investigation/result.html

ちなみにガイドは1級を毎回受けて第3回も無事合格しましたが、ここ何回かは故事ことわざや文章題が難しくなった感はあるものの、24年度第1回だけ特別難しかったわけではありません。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます