DJ きゃりー 「『歌謡deポン!!』はすごい場所!」
ガイド:きゃりーちゃんは最近の出演DJとしては一番若い層になりますね。いくつになりましたか?きゃりー:21歳になりました。『歌謡deポン!!』でDJデビューしてもう2年くらいですね。
ガイド:初めて会ったときは丹波の高校卒業してすぐみたいな感じだったのに、月日の経つのは早いもんです。
ファッションが60'Sや70'Sだったので、てっきり歌謡曲大好きっ子だと思って大義に紹介したんですが、あの頃は実はそうでもなかったんですね?
『歌謡deポン!!』でDJデビュー!ディスコ、R&Bと歌謡曲をミックスした独特の選曲センスで注目度急上昇!きゃりー
きゃりー:そうなんですよ(笑)。今は大好きですけど。DJはじめるまでは映画で『KILL BILL』とか梶芽衣子が好きだったり、父親の影響でサザン、ユーミンとか大滝詠一くらいは知ってたんですけど、自分で掘り下げたことはありませんでした。平成生まれですからね。
高校卒業前の2月にキノコホテルを知って急速にハマっていってた時期だったんですが、キノコホテルの昭和歌謡カバー曲も、オリジナルだとばかり思っていました。
ガイド:キノコホテルは歌謡曲テイストというか60'Sガレージテイストというか、そういう持ち味を活かして注目されてるバンドですが『恋のタッチ・アンド・ゴー』(はつみかんな)とか『真夜中のエンジェル・ベイビー』(平山三紀)とか歌謡曲ファンのツボをついた曲をカバーしていましたね。
ともあれ、あんまり歌謡曲知らなかったにも関わらず、きゃりーちゃんのDJプレイは初回からすごい盛り上がりようでした。
きゃりー:かけてるのはキノコホテルの原曲とサザン、ユーミンばっかりでしたけどね。ありがたいことに(笑)。
自分の出番までは「かぶってる曲ないかな~」「前の人すごくうまいな~」ってすごく緊張したんですけど、一旦プレイしはじめると完全に自分の世界になってしまって。自分の好きな曲を大音量でかけられるってなんて楽しいんだ~!ってなってしましました。
ガイド:そういうのが"向いてる人"だってことなんだと思いますよ。
きゃりーちゃんと同世代の友達にも歌謡曲好きの子っているんですか?
きゃりー:カラオケ行くとアン・ルイスばっかり歌ったり、他にもフォーク好きとかピンクレディー好きとか、いろんな子がいますよ。まったく興味なかったのに『歌謡deポン!!』に連れて行ったことがきっかけで歌謡曲好きになった子も。
ガイド:そんな感じで自然に自然に興味持ってくれる人が増えると嬉しいですよね。
きゃりーちゃんは現在、味園ビル(音楽、カルチャー系バーが多数あつまる大阪・千日前の怪しいビル)の『イプソファクト』でイベンター的なお仕事もしていますが、今後はどういった活動を展開していきたいとかっていう目標はあるのでしょうか?
きゃりー:いろんな人に会って、コラボして、DJの輪を広げていきたいです。新しくDJ始めたい人に場所や機会を提供したりも。
ガイド:たいへん期待しております。
もっと聞きたいんですが字数の都合上、強引に本題に戻りますね。
きゃりーちゃんにとって『歌謡deポン!!』はどんなイベントですか?
きゃりー:すごい幼稚な言葉で言うと「すごい場所」。お客もDJもすばらしくて、音楽的にも単なる歌謡曲イベントの枠をこえてるし、毎回違った刺激があるんです。はじめてのプレイをこのイベントでやらせてもらって良かったと思ってます。
ガイド:はじめてのプレイっていい言葉ですね!
では最後にきゃりーちゃんにとって『歌謡deポン!!』でかかる印象的な三曲を挙げてください。
きゃりー:『プレイガール・オープニング・テーマ』(山下毅雄)、『涙の太陽』(安西マリア)、『真夜中のエンジェル・ベイビー』(平山みき)です!