明るさと心地よさ
背景の夜景がきれいに見える芝生広場
実際に通路などの部分的な照明のみとなっていますが、夜間でも建物や道路灯など周囲光の影響で、安心して歩ける程度の明るさは確保されているように見えます。おそらく近辺のエリアも明るさを抑えているため、目が暗さに順応しているせいもあるのでしょう。ここでは、芝生部分が明るくない分、向こう側の景色がきれいに見え、2人でベンチで過ごしてもリラックスできる場となっています。
一方で、暗いと陰気に感じる歩道橋の桁下は、スポット的な光で明るく照明し、連続的に見せています。このように、明るさや照明手法を場所や周囲の景観に合わせて設計することで、心地よい雰囲気が生まれています。
桁下はスポット的な光で明るいが、水際は低位置照明で夜景が見やすい
象の鼻パークでは、平日に訪れても、ベンチに座りながら景色を眺めたり、夜の散歩を楽しんだりと、のんびり過ごす人を多く見かけます。横浜近郊に住む方や、何度も訪れる方も多いことが想像できます。また、視点を変えて夜景を楽しむには、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」や「横浜赤レンガ倉庫」まで足を延ばすのもお勧めです。
食事や買い物も楽しめる横浜赤レンガ倉庫
【象の鼻パーク】
最寄駅:みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩3~5分