温泉好きにはたまらない!
無数の露天風呂が自然にできている「パムッカレ」
トルコ西部のデニズリ県に位置する2つの世界遺産を巡るツアーです。石灰華段丘からなる丘陵地のパムッカレを見学した後、石灰華段丘の最上段にあるヒエラポリスの遺跡を巡ります。パムッカレとは、トルコ語で「綿の城」という意味のこと。昔からこの地域は良質の綿花が栽培される一大生産地だったことから命名されました。巨大な石灰棚は、誰の眼にもまさしく「綿の城」に見えます。
高さ約200メートルの真白な石灰岩が、太陽の光を受けてきらきら輝いています。大地の上部から流れる石灰成分を含む湯が、長い歳月を経て結晶化し大地を覆ったのです。純白の雪山のような景観を見ると、地球、自然が作り上げたアートに圧倒されてしまいます。
そればかりか、棚の中にはいたるところに池があり、そこには肌にちょうどよい温度の温水が潤い、無数の露天風呂が自然にできあがっています。日本各地には数々の温泉地がありますが、これほどの数の露天風呂を備えた温泉地なんて見たことがありません。
世界各国から訪れた人が、思い思いの姿で温泉に浸かっている様子には、温泉大好き人種の日本人には、親近感が感ぜられます。温泉が好きなのは日本人だけではなく、世界中の人々が共通にもっている好みなのかもしれません。
石灰棚の上には、紀元前190年に建設が始まったと伝わるヒエラポリスの遺跡があります。この地域は、ヘレニズム時代から温泉保養地として繁栄したのです。遺跡内には、劇場、神殿、アゴラ、市場、浴場、住居などの跡が残っています。きっと、古代から世界中の人々は、温かい湯をこよなく愛していたのでしょう。
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■世界遺産 パムッカレツアー
取扱会社:ZENTURKEY
催行日:毎日
ガイド:英語
訪問スポット:石灰棚、ヒエラポリス遺跡
所要時間:終日
出発場所:パムッカレ周辺の各ホテル
食事:昼食(ドリンク代含まず)
料金:45ユーロ(2013年3月現在)
ホームページ:世界遺産 パムッカレツアー
※上記データは記事公開時点のものです。