2000年たったいまも使用に耐える道と水道を作ったローマの技術
永遠の都ローマの観光と言えば、古代ローマ都市の中心地フォロ・ロマーノや、コロッセウムがまずあげられますよね。中世に目を転じれば、ヴァチカン市国の博物館やスティーナ礼拝堂にまず行くでしょう。わたしもそうしました。他にもルネサンス時代の彫像や教会の秘宝と、観どころがありすぎるローマですが、今回ご紹介するのはそのどれでもなく、道と水とお風呂をめぐるツアーです。
日本では、清潔で十分美味しい水がいつでも飲め、全国津々浦々に張り巡らされた高速道路と国道はいつもメンテナンスされており、内風呂のない住居は珍しいですよね。旅行に行けばわかりますが、世界でもそれだけ恵まれた国は少なく、古代にはほとんどなかった。そう、この古代ローマをおいてほかには。
映画にもなった「テルマエ・ロマエ(日本語にあえて訳せばローマの風呂)」のおかげで、古代ローマにおけるお風呂技術の高さと、重要性が研究者でないひとびとにも知られるようになりました。が。ローマのすごさはそんなものではありません。
イタリアを縦横無尽に走る高速道路のほとんどは、古代ローマの道にアスファルトを敷いただけのものですし、ローマでも特に有名なスポット・トレビの泉の水は、現在も帝政初期につくられたローマ水道の水を使用しています。
混迷の帝政末期から暗黒の中世をへて、2000年たったいまも使用に耐える道と水道をつくった凄腕職人の技を、このツアーで存分にご堪能下さい。
■古代ローマ 道と水とお風呂のローマ史を辿る半日観光ツアー
取扱会社:マイバス イタリー
URL:http://www.alan1.net/jp/europe/italy/roma/sg/2037/ag/19778/
※データは記事公開時点の情報です