メルマガ運用で気にするべき4つの指標
メルマガによる販促効果を高めるためには、次の4つの指標を常に意識していくことが重要です。
1.読者数
メルマガの読者が何人いるか。この母集団が少ないと、どれだけ頑張ってメルマガを配信しても、販促には繋がりません。
2.開封率
メルマガそのものを開いてくれる人の割合。タイトルだけでゴミ箱フォルダ行きになったり、メールソフトのフィルター機能で受信と同時に「迷惑メール」フォルダ行きになっていたのでは、効果が上がるはずがありません。
3.精読率
メルマガ内の記事を、どれだけ興味を持って読んでくれているかという数値。メルマガ内に魅力のあるコンテンツが掲載できているかどうかをはかる指標となります。
4.クリック率
メルマガ内のURLがどれだけクリックされたかという数値。自社サイト内のキャンペーンページにどれだけ誘導できたかをはかる指標となります。
このなかで、精読率だけは実際にデータを取るのが難しい指標です。できれば定期的にプレゼント抽選付きの読者アンケートを行い、「メルマガの中で役に立った記事」や「これから掲載してほしい情報」など読者のニーズを探り、メルマガのコンテンツ充実をはかりましょう。
さまざまなメルマガ配信システム
メルマガを配信を行う際、一般のメールソフトから一斉送信などを送ることは止めましょう。配信に時間がかかってしまうだけでなくく、読者のメールアドレスを他の読者に見えるように配信してしまうといった致命的なミスの原因にもなります。
メルマガ配信専用のシステムには、さまざまなものがあります。販促目的で選ぶ際のポイントと合わせてご紹介します。
1.無料Webサービス
・まぐまぐ!
無料で利用できる、日本最大級のメルマガ配信サービス。まぐまぐ!自体に多くの読者がいるため、テーマによっては短期間で読者数を増やすことができる。ただ、メールアドレスや住所、電話番号といった読者の個人情報を得ることはできないため、販促目的としては使いにくい。無料プランで利用する場合は、自社のメルマガに対して競合他社の広告が掲載されてしまう可能性もあるが「有料配信メニュー(2,520円/月)」を利用すれば広告は非表示となる。
・メルマ!
まぐまぐ!と同様、こちらも無料で利用できる、日本最大級のメルマガ配信サービス。メルマ!自体に多くの読者がいるため、テーマによっては短期間で読者数を増やすことができる。ただ、メールアドレスや住所、電話番号といった読者の個人情報を得ることはできないため、販促目的としては使いにくい。無料プランで利用する場合は、自社のメルマガに対して競合他社の広告が掲載されてしまう可能性もあるが、「melma! ASPプラン(5,000円/月)」を利用すれば広告は非表示となる。
2.有料Webサービス(一斉配信メールマガジン専用)
・さぶみっと!メール配信
945円/月から利用できる、格安のメルマガ配信サービス。開封率やクリック率など、大事な指標を確認することもできる。
・コンビーズメール
2,300円/月から利用できる、メルマガ配信サービス。PC向けだけでなく、スマホやケータイ向けのメルマガを配信することもできる。開封率調査はできないが、クリック率は確認できる。最安プランでも100万件という大量のメールアドレスを登録できるのが強み。
3.有料Webサービス(一斉配信メールマガジン&ステップメール兼用)
・オートビズ
1,890円/月から利用できる、ステップメール配信サービス。一斉配信メールマガジンを送ることも可能で、PC向けだけでなく、スマホやケータイ向けのメルマガを配信することもできる。最安プランの場合のステップメールのシナリオ数は5件と少なめだが、小規模な企業なら問題は無いはず。開封率調査はできないが、クリック率は確認できる。
・める配くん
1,980円/月から利用できる、ステップメール配信サービス。オートビズと同様に、一斉配信メールマガジンを送ることも可能で、PC向けだけでなく、スマホやケータイ向けのメルマガを配信することもできる。アスメルと同様にステップメールのシナリオ数が無制限なので、自社サイトに多数のフォームを作成し、さまざまな属性のターゲットに対して異なるシナリオを配信するのに向いている。開封率、クリック率ともに調査できる。
・ブレインメール
2,100円/月から利用できる、ステップメール配信サービス。オートビズと同様に、一斉配信メールマガジンを送ることも可能で、PC向けだけでなく、スマホやケータイ向けのメルマガを配信することもできる。アスメルと同様にステップメールのシナリオ数が無制限なので、自社サイトに多数のフォームを作成し、さまざまな属性のターゲットに対して異なるシナリオを配信するのに向いている。開封率、クリック率ともに調査できるほか、複数のIPアドレスを用意することでこのケータイキャリアによるブロックを回避できるのが強み。
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