目の病気/その他の目の病気

花粉・黄砂・PM2.5対策!春の目を守れ(2ページ目)

今年の春は、花粉・黄砂・PM2.5というトリプルパンチで、目のかゆみや痛み、充血に悩まされ、眼科を受診された方も多いようです。大気汚染は、自分たちだけで防ぐことがでいませんし、逃げることもできません。こうして春の目を守る対策を、ひとりひとり真剣に考えてとりくむ必要がある時代になったのです。

執筆者:高林 克枝


それでは、春の目の花粉・黄砂・PM2.5対策をみていきましょう。

コンタクトは、ワンデイタイプがおすすめ

この春の期間、ハードレンズのように繰り返し使うタイプよりも、ワンデイタイプで使い捨てていくのがおすすめです。

コンタクトに付着した花粉が抗原性を持ち、結膜にアレルギー反応をおこします。また保存液につけておくタイプだと、前出のように水分に浸すことで花粉のアレルゲンが染み出てしまう可能性があります。少なくとも、コンタクトレンズの表面の花粉などを洗いながしてから、こすり洗いをして保存しましょう。

外出時には、花粉・防塵グラスを使う

視力のよい人でも、コンタクト利用者でも、外出時は目を覆って花粉・黄砂・PM2.5の付着を防ぐ、度なしグラスをつけてはいかがでしょうか。

今年は、大きなゴーグルタイプ以外に、比較的軽い印象で、顔面とのフィット感のよいフレームタイプが、お手頃価格で販売されています。

また、レンズ部分に撥水加工、帯電防止加工により花粉などが付着しにくいものもありますし、くもり止め加工などがしてあり、マスクとの併用でも曇って前が見えにくくなることも防ぐ機能のある商品もあります。さらに、以外と強い春の紫外線を防ぐUVカット機能もみられます。

度付き花粉・防塵メガネをつくる

花粉・防塵グラスを発展させて、花粉・防塵フレームを使い、度付きのメガネを作ってしまうことも考えましょう。

この春の時期の外出に、徹底してそのメガネを活用することで、かなり目を守ることができるようになります。

また、外の花粉・黄砂・PM2.5を、室内に持ち込んでしまうと、空気清浄機がない限り、室内に滞留しやすくなります。そこで、普段装着してもあまり違和感のないデザインのメガネを作り、毎日活用するのも効果的だと思われます。

大気汚染は、自分たちだけで防ぐことがでいませんし、逃げることもできません。こうして春の目を守る対策を、ひとりひとり真剣に考えてとりくむ必要がある時代になったのです。
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