dtabの利用が適しているのは?
dtabの利用が適しているのは、やはりドコモのスマートフォンユーザーということになるでしょう。その理由はdマーケットにあります。dマーケットでは動画や電子書籍、ゲームなど幅広いデジタルコンテンツを提供しており、とくに動画配信サービス「dビデオ」のラインアップは国内屈指のボリューム。国内外の映画、ドラマ、アニメ、音楽からBeeTVまで、約7000タイトル以上が揃えられています。加えて、NTTドコモが子会社化したタワーレコードの通販サイトへのリンクも設置。音楽、映像ソフトの紹介にも注力しています。
また最近では、「dショッピング」でインターネット通販サービスの提供もスタートしており、日用品や水、飲料、有機野菜などの食品、約10万点を販売。主婦の方にも役立つサービスとなっています。ちなみに有機野菜は、ドコモと資本業務提携した「らでぃっしゅぼーや」が提供しています。
ただし、dマーケット内のサービスにおいて、ドコモの回線契約がなくても利用できるのは「dゲーム」のみです。他のサービスは回線契約が必須となることから、dtabを存分に活用できるのは、やはりドコモのスマートフォンユーザーとなります。
ですが逆に言えば、ドコモのスマートフォンユーザーにとって、dtabは安価で購入でき、さまざまなサービスを手軽に利用できる、非常に魅力あるタブレットだともいえます。タブレットであれば一人だけでなく、広い画面で家族と共有しながら利用できることから、dマーケットのコンテンツを家族で一緒に楽しむのにも役立つでしょう。
例えばdビデオであれば、通勤時は映画やドラマを視聴し、帰宅したら子供と一緒にアニメを見るなどの利用方法が考えられます。またdショッピングであれば購入したい商品を家族で一緒に見て、話し合いながら決めるなどの使い方ができるでしょう。豊富なコンテンツを備えるdマーケットをdtabで上手に活用すれば、家族のコミュニケーションをより広げることができるかもしれません。
しかもドコモユーザーの場合、dtabをスマートフォン回線とspモードの契約、さらにdマーケットのサービスの1つである「dビデオ」の6ヵ月契約をすることで、キャンペーン価格の9975円で購入可能となっているます。1万円以下でタブレットが購入できるのは、やはり非常に魅力的です。
もっとも、dtabは通常価格でも25725円と、性能面を考慮すれば10インチクラスのタブレットとしては安価で購入できる部類に入ります。また、dtabは独自のカスタマイズを加えたKindle Fire HDなどと異なり、中身は純粋なAndroidタブレット。なので、アプリでホーム画面をカスタマイズできる程度の知識がある人なら、ややイレギュラーではありますが安価な10インチタブレットとして活用するのも、案外悪くないでしょう。
一般的なタブレットとは異なり、“dマーケットを利用する”という明確な意図を持ったdtabは、その大画面を活かしてdマーケットのコンテンツを1人だけでなく、家族など大勢で楽しめるタブレットだといえます。価格も非常にリーズナブルなことから、ドコモのスマートフォンユーザーであれば、ぜひ購入を検討したい所です。
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