イギリスの世界遺産「マリタイム・グリニッジ」
グリニッジ標準時で有名な海事都市グリニッジ。恥ずかしながら私はグリニッジを訪れるまで、グリニッジ標準時、経度0の子午線がある街という認識しかなかったんですが、いざ行ってみると1日いても飽きないほど見所が満載。
ドックに鎮座する優秀なティークリッパーとして、その名を轟かせた快速帆船『カティサーク』に始まり、セントポール大聖堂の修復を手掛けたクリストファー・レンの代表作『旧王立海軍大学』、ジェームズ1世の王妃アン・オブ・デンマークのために建てられたルネサンス様式の『クイーンズ・ハウス』、大航海時代のイギリスがぎゅっと凝縮した『国立海事博物館』、そして絶対に外せない『旧王立天文台』。
1675年ヨーロッパ列強と洋上で争っていたイギリスが航海術の向上を狙って建設し、その結果、見事海洋覇権を握り、7つの海を支配して世界に君臨した大英帝国。1998年を最後に天文台としての役目を終え、イギリス最大の屈折型望遠鏡や毎日午後1時に降りてくる赤い『時の球』、経度の謎を解き明かしたジョン・ハリスンの時計などが展示されている博物館に。
子午線が通っているのもここ。子午線を跨いで西半球と東半球に片足ずつという定番パフォーマンスは時間帯、曜日によっては順番待ちになることも。
グリニッジはロンドン中心部から僅か20分で行けるので、ちょっと無理をしてでも足を運んでみてください。その価値はある街です。
■ロンドン市内観光とグリニッジ天文台観光半日ツアー
価格:£ 32
所要時間:約4時間
言語:日本語
開催曜日:毎日
催行会社:みゅう(ミキ・ツーリストUK)
HP:http://www.alan1.net/
※データは記事公開時点のものです。