最初に行くのは、アメリカ大陸最大の木として有名な「トゥーレの木」
この木はイトスギの一種で、樹齢2000年以上と推測されています。高さ42メートル、根元の幹周りは、なんと60メートル近いのだとか。世界で最も太い木だとも言われています。木はサンタマリア教会の敷地内にあり、柵に囲まれています。入場料がかかるので、中に入るかどうかは任意。外から眺めることもできます。
ミトラの町を経由して、ミトラ遺跡へ
ミトラ遺跡は、オアハカの南東約40キロメートルに位置する、サポテカ文化の遺跡です。サポテコ人たちは、同じくオアハカ近郊にあるモンテアルバンが廃れたあとに、ここを祭祀のセンターとしたようです。最盛期は9~12世紀で、生け贄の儀式なども盛んに行われていたと考えられています。17世紀に、スペイン人宣教師たちは、ここの地中からサポテコ王たちの墳墓を発見。その際、あまりの生け贄の死体の多さに驚き、再び封印してしまったという記録が伝えられています。
遺跡には、6本の巨大な石柱が等間隔で並ぶ「石柱のホール」、植民地時代にスペイン人が遺跡の石材を利用してコロニアル調の教会を建てた「教会地域の建物群」、石柱に抱きついて余命を測る「生命の石柱」がある「南の中庭」など、見どころがいっぱい。
しかしミトラ遺跡最大の見どころは、やはり「モザイクの中庭」でしょう。この中庭に面した壁には、小さく切り出した石で細工した幾何学模様がびっしり。その幾何学模様も、大地、空、蛇など、いくつもの種類があるのです。サポテカ人の芸術的センスの高さや、当時の儀式を想像しながら、遺跡見学を楽しんでください。
■【壮麗な幾何学模様】 ミトラ遺跡 ツアー
取扱会社:日通ペリカントラベルネット(メキシコ店)
時間:10:00~14:00
値段:US$60
出発地区:オアハカ
定休日:日曜
HP:http://www.pelican-travel.net/tourDetails_Opt.php?frCd=mexico&tourCd=HDMITLA
※データは記事公開時点のものです。