スペイン植民地時代の面影が残る町並み
ミステリアスで興味深い史跡が全国各地にあるメキシコ。ユネスコの世界遺産も多く、2010年の時点でラテンアメリカでは最多の31ヶ所が登録されています。プエブラ歴史地区はその一つで、最も早い1987年に、メキシコシティやテオティワカン、オアハカなどとともに指定を受けました。
プエブラは多くの人口を抱える近代都市ですが、中心部にはスペインの植民地時代の街並みがよく残り、独特のコロニアルな雰囲気を漂わせています。
「プエブラとチョルーラ遺跡ツアー」の見どころ
2つの鐘楼を持つカテドラルや、黄金や宝石の装飾が見事なサント・ドミンゴ教会。民芸品市場にも立ち寄ります。プエブラは陶器(タラベラ)の町としても知られています。タラベラは、スペインのマヨルカ島と中国からの陶器の技術がミックスしてできたもの。多くの建物の壁にタラベラが散りばめられていますので、町の景観もぜひ楽しんでください。昼食後は田舎町のサンタ・マリア・トナンツィトラへ。先住民たちが建てたというトナンツィントラ教会を見学します。
その後、プエブラ歴史地区とともに世界遺産に登録されているチョルーラ遺跡へ。チョルーラは、アステカ時代には大都市で、大小のピラミッドや神殿が林立していたそうです。
その中心に、トラチウアルテペトルという大神殿がありました。紀元5~8世紀に建造されたというこの大神殿は、テオティワカンの太陽の神殿を上回る規模だったと推測されています。しかし16世紀、スペインの征服軍が破壊し、その上に征服のしるしとして、キリスト教の教会を建ててしまいました。現在、大神殿の下には見学用の地下道が設けられており、通路や通気口などに、往事の高度な建築技術をしのぶことができます。
■【世界遺産の街】プエブラとチョルーラ遺跡 終日観光
取扱会社:HIS
時間:9:00~20:30頃
日本語ガイド付き料金:大人1名のみ US$199.00、大人2名以上から US$130.00
開催日:火・木・土
HP:http://activities.his-vacation.com/jp/jp/TourLeaf/MEX0002.htm
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