ハルピンはビールの年間消費量が世界トップクラス
中国黒龍江省の省都ハルピンは冬になるとマイナス何十度にもなる寒冷な気候で知られますが、またビールの都としても有名です。ビールの一人当たり年間消費量の都市別ランキングでは一位は文句なしのミュンヘンなのですが、二位三位は諸説あるようで、モスクワだったり、パリだったり、ここハルピンだったりします。いずれにしても、ハルピンの人々がビールを良く飲むビール党であることは疑いの余地はありません。毎年行われるビール祭りでは、ビールが振舞われる他、ビール飲み競争なども行われるそうです。
そんなハルピンの地ビールがこの「ハルピンビール」です。中国のビールといえば青島ビールが真っ先に思い浮かびますが、実は製造開始はこのハルピンビールの方が先、実は中国で最初に製造されたビールなんです。写真の缶に「110周年」と書いてありますが、創業は1900年、ロシア人によるものでした。
ビール好きなら必ず喜ぶ中国のお土産
このハルピンビール、ハルピンの街中ならどこにでもありますし、東北地方なら割と見かける機会があると思います。日本でも手に入る青島ビールをお土産に買って帰っても喜ばれませんが、このハルピンビールなら、中国最古のビールという故事の一つも添えてビール党に差し上げれば喜ばれることこの上なしです!いかにも空港で売ってそうな「おみやげ然」としたものも無難に喜ばれる物ではありますが、こういうその国の日常の消耗品も、それを贈り物として渡すことにちゃんとした意義があれば、立派なお土産に早変わりします。
ハルピンに行ったら、是非探してみてください。
(但し、手荷物として帰りの機内へは持ち込めません。預け荷物に入れてください)
■ハルピンビール
購入場所:ハルビン内ならどこでも購入可能
HP:http://www.harbin-beer.com.cn/
※データは記事公開時点のものです。