すべて「プロメモリア」で統一された「アークヒルズ仙石山レジデンス」
「プロメモリア」に出会ったのは、昨年話題を集めた「アークヒルズ仙石山レジデンス」(森ビル)のモデルルーム。400平米超という大きな住空間は、想像以上にその家具の選び方、置き方が難しいだろうと思っていたが、簡素すぎず、かといって奇をてらうでもない、理想的なラグジュアリーレジデンスに仕上がっていた。10人が座れる特大のダイニングテーブルについて「よく入りましたね」と尋ねてみる。すると、「じつは、あれだけ2分割で納品しました」と富田さん。搬入経路を事前に調べ、一体では難しいことが判明。特別に製作過程で分けたのだとか。「プロメモリア」では、個別事情に応じた対応が特長のひとつでもある。「カタログの(寸法)ピッチにとらわれず、ご相談いただければ工場と連絡を取り合って、最適な方法をご提示できます」。
一品ずつ揃えていく楽しみを
「状態の良い良質な木を見つけたら、まとめて買って保管しておく」。素材に対するこだわりは、皮、ファブリックも同様。池田山に置かれたレザーのサンプルは、その鮮やかな発色に思わず見とれてしまうだろう。ここには、主だったアイテムが実際の高級マンションの住空間に展示されている。なかでも、書斎の机に巻かれた淡いブルーレザーは、個人的に“必見のひと品”と申し上げたい。気になるプライスだが、富田さん曰く、「車に例えるなら、アルフレックスやカッシーナがベンツだとしたら、プロメモリアはフェラーリやマイバッハ」。クオリティを追い求める姿をわかりやすく表現してくれた。「ただ、価格は車の例ほど違わない」そうだ。とはいえ、一度に一式揃えると結構な額になる。
「おすすめは、一品ずつ継続して買う。足していく楽しさを味わってもらえたら」(同)。「エントリーに推奨するアイテムは?」と尋ねたところ、パーソナルチェアはいかがですか、と返ってきた。池田山ショールームには70~80万円ラインのものが置かれてある。
取材・撮影協力:株式会社トミタ
「プロメモリア」公式サイト
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