辛口の「雪男」シリーズに注目したい

雪男ボトル

雪男、思わず「かわいい」と手に取ってしまいそう

注目したいおもしろい商品がある。商品名は「雪男」。異様だけどどこか愛嬌のあるイラストは、実は江戸時代に書かれたもの。作者は鈴木牧之(すずきぼくし)。江戸時代後期に活躍した随筆家であり、この通りの名前にもなっている牧之はここ魚沼郡塩沢(現・南魚沼市塩沢)の生まれ。雪国特有の自然や風土、慣習、伝承、遊びなどを生き生きと伝える随筆「北越雪譜」で知られる。

 

『異獣』の章には「山越えをする旅人が道に迷うと、毛むくじゃらの猿に似た異獣があらわれ、にぎり飯と交換に道案内をする」という話が出てくる。「雪男」はこの『異獣』がモデルなのだ。

北越雪譜

牧之が描いた「北越雪譜」は趣のある挿画が印象的

青木酒造は牧之と親族関係にあり、この絵も当時の牧之の挿絵をもとにしている。商品ラインナップは、日本酒度+7~8の辛口「雪男」、+13の「純米酒 雪男」、ドライな発泡清酒「純米酒 雪男 活性にごり」、すっきりとした「本格焼酎 雪男」の4種。強い酒の代名詞「鬼ころし」に対抗できる味わいと商品名である。

 

スノボ雪男

スノボーを背負った雪男はどこかファッショナブル

また、スノボーを担いだ雪男ステッカーも洒落があっておもしろい。冒頭にも書いた通り、スキー・スノボ客が多いこの地域、「若い人には珍しいラベルと手に取ってもらえればいい」とはお蔵元の言葉だが、売り上げの一部は山岳救助隊に寄付されるほか、地元のフリースタイルスキー選手の応援にも使われている。実に深いストーリー。深いのは雪だけではないのである。


 

もちろん、スタンダード商品「鶴齢」も品ぞろえが豊富。ラインアップはこちらから。