小型LED器具で高級感のある寝室・浴室を実現

株式会社ライティング創 

2013年3月に東京ビックサイトで、ライティング・フェアが開催されました。ライティング・フェアは2年に1度の開催で、照明器具やランプの展示が中心となります。今回はその中で、注目したい照明メーカーをご紹介します。

「株式会社ライティング創（LIGHTING－SOU）」は、ホテルやブランドショップなど、高級感のある雰囲気と光の質を重視する空間に向けた、照明器具を企画・開発している照明器具メーカーです。LEDが一般照明の用途として、今日のように普及していなかった2004年から、LED照明器具の製品化を進めており、棚下灯やダウンライト、スポットライトなどを中心に国内外の5000か所以上の場所に器具を納入しています。（2013年現在）

小型で高品質な照明器具が多く、住宅でも、照明器具を目立たせず、部屋の雰囲気を高めたり照明対象物をより引き立てたい場所にお勧めです。

写真3は、寝室の展示ですが、ベッド足元のLEDダウンライトは開口径（天井に開ける穴の大きさ）が60φと小さく、さらにこのタイプは、「ピンホールダウンライト」といって天井に見える穴の部分がより小さくなっています。ヘッドボード側の1灯は同形状のユニバーサルダウンライトで、壁面のモチーフに向けて照明しています。中角配光にスプレッドレンズをつけているため、光は柔らかく広がっています。奥の飾り棚は、極小径φ28のダウンライトで花瓶を照明しています。

これらは、LED7Wを使用しており、小さいながら手元の明るさも確保できます。特に寝室では、横になった視点で天井照明がまぶしく感じることあるため、このような開口径の小さい器具はお勧めです。

また、色温度は2700Kと、白熱灯に近い暖かい光です。一般に、2700～3000K前後を「電球色」といいますが、同じ電球色と言っても実際には3000Kと2700、2800Kでは見え方に差があります。落ち着いた飲食店やホテル、寝室など比較的暗い空間では、2700～2800K、明るい店舗や昼間も使う場所では、3000Kが好まれるようです。

ただ色温度は、メーカーやLED素子によってもばらつきがあるため、一つの空間で、数種類の器具を使用する場合は、特に電球色はできるだけメーカーを統一すると良いでしょう。
次のページでは、「リラックスできる浴室照明の演出」についてご紹介します。