私は、空手(松濤館流)を幼稚園から始めて、10年以上やっています。今までの経験から基本動作が一番大切だと思っています。型の習得、組手で勝つことなどに重きを置きがちですが、それらはすべて、基本がしっかりできた上で成り立つことです。

書道においても、楷書をしっかり書けるからこそ崩した字を書けるのです。単にかっこつけて適当に書いた崩し字と、しっかり楷書を学んだ人の書いた崩し字とでは、プロが見れば一目瞭然です。

では、具体的な練習法(基本動作を習得する方法)を紹介します。

練習1 

以下に挙げる初心者が疎かにしそうなポイントを意識しながら、何度も基本動作を繰り返す(できれば鏡で自分の動きを見ながら)。
  • しっかり顔を上げて真っすぐ前を見る
  • 肩を上げない
  • 突き、受けが自分の正中線上にある
  • 引き手をしっかり引く
  • 突く瞬間、受ける瞬間に腕を回転させる
  • それぞれの基本動作に適切な腰の動き(前身、半身、逆半身)をする
  • 基本の立ち方(前屈、後屈、騎馬立ち)の区別をしっかりする
  • それぞれの立ち方の体重のかけ方を確認する
  • 正しい運足に従って進む
  •  

練習2

相手を意識した上で基本動作を繰り返す。相手を意識するとは、つまり、力とスピードを加えて行うということ。ここで、注意して頂きたいのは、練習1で身に付けた動きを崩さず行うことです。

空手の大会で、素人が見ると一見上手に見える型でも、審判の評価があまり高くないことが多々あります。それは、力やスピードを意識するあまり、基本が崩れてしまっているからです。

実際に相手を用意できる方は、一方が突き、もう一方が受け、という風に練習すると良いかもしれません。

まとめ

基本の練習において大切なのは、何回も繰り返し、体に覚えさせる事です。変な癖がつかないよう、しっかり確認しながら頑張ってください。

なお、今回は初心者に向けて書きましたので、敢えて、型や組手には触れませんでした。ですが、型は基本の組み合わせですし、組手も基本が出来ていれば恐れる事はありません。まずは基本から!

補足

■練習すべき基本動作の例
追い突き、逆突き、外受け、内受け、上げ受け、手刀受け、前蹴り、回し蹴り、横蹴りなど

※この内容は伝統派空手(特に全空連)について書いたものです。極真空手とは異なりますので、ご注意ください。

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