カーテンは窓辺だけのものではありません
贅沢なファブリックスは、部屋の質感をアップするのに最適なアイテムです。スイス・フィスバの新作から(以下全て) |
パネルトラックを使うと、カーテンを引き戸がわりに使えます |
部屋の間仕切りとして使う場合は、通常のドレープのついたカーテンではなく、パネルタイプのカーテンがおすすめです。パネルタイプとは、布を一枚の板のようにして吊るもので、カーテンレールの構造が通常のものとは異なり、パネルトラックというレールを使います。
代表的なものには、サイレントグリス の製品があります。布にレース地を使うと、向こうが透けて見えるやわらかな印象の間仕切りができます。風や光を通し、圧迫感がありません。空間を大きく使いたい時は端に寄せておけます。
リビング・ダイニングに続くオープンキッチンでも、家事中にちょっとした目隠しが欲しい時もあります。全面に掛けなくても、一部分で充分目隠しになります。
箪笥の目隠しに利用する
大柄のカーテンは、アートを掛けたような雰囲気に |
落ち着いた柄もいいですが、アート感覚で思いっきた大柄を使うと、目隠し感が消えて一枚の絵画のように楽しめます。カーテンならば、箪笥を使うときは簡単に開けておけるので、出し入れの邪魔になりません。
これを応用して、簡単なクローゼットも作れます。壁面に棚やハンガーパイプを設置して、その前にカーテンを掛けます。クローゼットといえばパタパタと開く折戸が一般的ですが、カーテンを折戸がわりにするのです。ドレープ付きのカーテンを使うとソフトな印象に、パネルタイプのカーテンを使うとモダンでシャープな雰囲気が演出できます。
またL字型に収納を設置した場合、90度に曲がったカーテンレールを使えば、一枚のカーテンで収納が隠せます。中のものを見せたいときは、レースを使うのも面白いでしょう。
次のページで、窓辺をより立体的に見せるテクニックを紹介。