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収納プラン100実例をみる(2ページ目)

収納をどう作るか?これは永遠のテーマです。きちんとした生活を営めるかは収納にかかっているともいえます。100家族の収納プランを見て、自分にぴったりの収納を探しましょう。

塩野 哲也

執筆者:塩野 哲也

空間デザインガイド

大人の世界を感じさせるローダウン収納

実例4
収納の高さを低くおさえると、大人の部屋らしいリッチな雰囲気をかもしだせる。容積が減った分、無駄なく効率的な収納をつくるのがポイント。

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横幅を部屋一杯に広げることで、背を低くしても収納量を確保
高さをおさえた収納(腰くらいまでの高さ)は、効率の点では天井一杯の収納にはかないません。しかし、空間の重心が下がることで、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。

上の写真の実例は、収納とテーブルを同じデザインで統一し、一体にすることで、すっきり感をより高めています。ダイニングをくつろぎのスペースにしたい時におすすめです。

背を低くすることで収納量は少なくなりますが、幅を部屋一杯にとるとことで必要充分な量を確保できます。カウンターの上にオブジェを飾ったり、壁に絵を掛けたりして、空間づくりを楽しみましょう。

子供部屋は収納でつくる

実例6
システム収納の特性を活かして、ワンルームの子供部屋を区切った例。プランの変更に対応しやすいのがシステム収納のメリット

実例7
子供部屋を仕切る収納を低くすることで、プライバシーの距離をコントロールできる
子供の成長にあわせ、子供部屋のレイアウトは、数年単位で変更することが理想です。その際にとても便利なのがシステム収納です。箱の組みかえによって、間仕切りのレイアウトを変更し、親との距離感や、兄弟間のプライバシーをコントロールすることができます。

上の写真は、収納で兄と妹の部屋を仕切った例です。ある年齢まではワンルームで利用していても、いずれは仕切る必要があります。そしてどちらかが独立して家を離れたときは、またワンルームに戻して利用できます。こうした変更を大がかりな工事なしで出来るのがシステム収納の利点です。

右の例は、天井までの収納ではなく、子供の身長ほどの高さの収納で仕切った例です。兄弟が同性の場合は、こうした仕切り方の方が、圧迫感も少なく、適当な距離感を保てるといえます。また大きなリビングにこうしたスペースをつくることで、親の目の届く範囲に子供部屋をおくことも可能です。

このように、収納はものを仕舞うだけではなく、間取りをつくる要素としても重要なものです。間取りを考える際は、ぜひ収納をあわせて検討することをおすすめします。

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