フィレンツェの代表的な建物を手のひらサイズで鑑賞
フィレンツェが誇る建築家、ブルネレスキ設計のドゥオーモのクーポラ(円屋根)。現在は市庁舎にして、かつてはあのメディチのコジモ1世の宮殿でもあった、ヴェッキオ宮殿。この街を代表するこの2つの建物をどうしても持って帰りたくて、買っちゃいました。いえ、もちろん本物ではなく、しおりですけれど。本を開くたびあの旅の感動を、なんて思っていたくせに、もったいなくて、旅から5年以上たった今でも使えていません。もちろん、自分用に買いました。
旅とは非日常のものですから、いつもと比べてお財布の紐もゆるみがちです。貨幣価値の違いを忘れ、あら安いわなんて買ったものの、置き場所や着ていく場所に困った経験は、皆さまおありだと思います。
もちろん粗忽者を自認する私ですから、そんな経験を何度もした結果、お土産を買う前には、次の3カ条を唱えることにしています。
1. かさばらない、大きすぎないもの
2. 移動で壊れにくいもの
3. 買った場所がひとめでわかるもの
大きければ持って帰るのだけで一苦労ですし、せっかく買ったのに、帰国してスーツケースを開けたら壊れていたでは、旅の思い出が台無しです。また、どこででも買えるものでは、日本で同じものを見かける可能性もあります。
前述のしおりは、そんな3条件をクリアした猛者で、イタリアを題材にした物語を読む際など使おうと、ときおり取り出してはみるのですが………。
やっぱりもったいないので、まだしばらくは飾っておこくことにします。
■購入可能な場所
ジョットの鐘楼の1階にある売店で購入。いまも売っていると思います。
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